堺市北区で勝手口屋根の組み直し・軒天補修・換気ガラリの取り付け工事を行った施工事例

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堺市北区で勝手口屋根の組み直し・軒天補修・換気ガラリの取り付け工事を行った施工事例

工事のきっかけ

堺市北区のT様より「近隣で工事をしている業者に屋根の不具合を指摘された。心配なので点検して欲しいです。」とご連絡をいただいた事が工事のきっかけになりました。
調査の結果屋根に不具合は見られず工事の必要はありませんでしたが、念のため改めて住宅の点検を行うと、軒天（のきてん）のめくれと浴室換気扇外部フードの取り付けがない事を発見しました。
軒天と外部フードの不具合は鳥害や雨漏りに繋がるため、メンテナンスが必要です。

点検の結果や工事内容についてお話合いの中で、以前お見積り書を提出していた勝手口屋根の撤去工事も行いたいとのご希望がありました。
既存の勝手口屋根は老朽化して波板が外れ、風を受けるとパタパタ音がする状態であったため、同時に工事を行う事になりました。

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ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 破風板・軒天部分補修,その他の工事,破風板・軒天補修,波板工事

施工期間: 1日

使用材料: 木材、ポリカ波板（ブロンズクリア）、傘付ビス、コーキング、軒天パネル、ビス、丸形フード

施工内容その他: 換気ガラリ

築年数: 20年

工事費用: 120,000円

飛び込み業者に屋根の不具合を指摘された住宅の点検

飛び込み業者に不具合があると指摘されたスレート屋根の点検を行いましたが、経年による多少の色褪せはあるものの不具合はなく工事の必要はありませんでした。
▶スレート屋根の現地調査の様子はこちら

しかし、改めて屋根以外の住宅の点検を行うと別の箇所に不具合を発見しました。

軒天にめくれがあります。
軒天のパネルにめくれや破損があると雨水が浸入しやすくなったり、小動物が入り込むなどの被害が起こります。
被害が拡大する前に補修を行った方が良いでしょう。
▶軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります

浴室換気扇の外部フードが取り付けられていませんでした。
外部フードがないと雨水が換気扇ダクトや換気扇内部に入り込み、電気系統が故障したり換気扇の劣化に繋がります。
また、虫や小動物が入り込みやすくなります。
外部フードは換気ダクトの端部を保護し、空気の流れをスムーズにする役割があるため取り付けが必要です。

点検を行う中で、以前にお見積り書を提出していた勝手口屋根の撤去工事も行いたいとお客様のご希望がありました。
▶勝手口屋根の現地調査の様子はこちら

点検後、工事のご依頼をいただきました

スレート屋根に不具合なはく工事の必要はありませんでしたが、軒天と外部フードについては補修をご提案して工事のご依頼をいただきました。
また、以前見積りを出していた勝手口の工事も一緒に行う事になりました。

工事内容
・勝手口屋根の撤去
・軒天パネルの補修
・浴室換気扇外部フードの取り付け

既存の勝手口屋根を撤去して新しい屋根を設置します

お客様のDIYで作られた勝手口屋根は外れかけてパタパタと音が鳴る状態でした。
勝手口はゴミ捨ての時しか使用する事がないため、屋根を撤去しても良いかな？と検討されていました。
しかし屋根がないと雨の日の不便が想像されるため、お客様とお話合いの上で既存屋根の撤去後にドア上に小さな屋根を組み直す事になりました。

既存の勝手口屋根を撤去

お客様ご自身で設置された勝手口屋根を撤去します。
勝手口上に小さな屋根を設置するための骨組みを一部残しました。

コーキングを除去します

波板と外壁の間には隙間を埋めるためのコーキングが打たれていました。
波板の撤去後、コーキングが外壁に残ってしまうため除去します。
カッターを使用して丁寧に作業を行います。
外壁の塗装も一緒に剥がれてしまわない様に注意を払い、綺麗に除去しました。

新しい屋根を設置します

勝手口上部に波板を取り付けるため、木材で新しい骨組みを設置します。
既存の鉄骨を組み合わせ、しっかりとした骨組みになりました。

骨組みの形状に合わせてカットしたポリカ波板を取り付けます。

傘付ビスでしっかりと留め付けます。
傘付ビスは頭部に傘が付いているため、ビス穴の僅かな隙間から雨水が侵入する事を防ぎます。
波板と外壁の取り合い部の隙間にコーキングを打つ事で、隙間から雨水が漏れて来る心配がありません。

勝手口頭上に新しく屋根を設置しました。
屋根を撤去される事をお考えでしたが、これで出入りの際も濡れる事がありません。
外壁に雨が当たりにくくなり、外壁の劣化も抑えられます。

竪樋を復旧します

以前お客様ご自身で屋根を設置した時に、屋根にかかる部分の竪樋（たてどい）を外されていました。
この竪樋を復旧させます。

外壁に竪樋を固定するための掴み金具を取り付けます。

外して保管してあった竪樋を繋げ、復旧させました。
掴み金具でしっかりと固定してあります。
以前は外した雨樋から直接屋根に雨水が落ち、屋根を流れて地面に落ちる状態でした。
竪樋を繋げて適切に排水される様になり、屋根に落ちていた雨音は今後気にならなくなるのではないかと思います。
▶雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください

軒天の補修をします

外れている軒天（のきてん）パネルの補修を行います。

パネルの外れている箇所から軒天の中を確認すると、鳥の巣がありました。
鳥は軒下など風雨の影響を受けにくく、外敵にも襲われにくい場所に巣を作る習性があります。
軒天が剥がれていたり破損していたりすると、その隙間から鳥が侵入して巣を作ってしまいます。
鳥の巣に卵や雛がいる場合『鳥獣保護法』により基本的に撤去する事ができません。
幸い今回は卵や雛は見当たらなかったため、鳥の巣の撤去を行いました。
▶屋根に作られる鳥の巣対策！撤去は可能？

コーキングを打った上にパネルを取り付け、ビスで留め付けます。
パネルの継ぎ目にコーキングを打つためマスキングテープで養生します。

継ぎ目をコーキングで埋めてしっかり固定させました。
ビス頭にもコーキングを打ち、ビス穴の僅かな隙間からも雨水が浸入しない様にして軒天の補修は完了です。
軒天の中に鳥が巣を作ると、鳥の糞やダニなどで不衛生になり人体にも悪影響及ぼします。
それだけでなく住宅の木材を腐食させたり劣化を進行させてしまう原因になってしまうため、軒天が破損しているのを発見したら放置せずにメンテナンスを行いましょう。
鳥の巣被害だけでなく、雨が入り込む事で雨漏りを引き起こしてしまう事もあります。
▶軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります

換気ガラリを取り付けます

外部フードの取り付けがなかった浴室換気扇に換気ガラリを取り付けます。
コーキングを打って、しっかりと固定します。

今回は丸形フードを使用しました。
色々な建物に馴染むシンプルなデザインで、一般的によく使用される形状です。
換気ガラリと外壁の間にコーキングを打ち、隙間を埋めます。
下側には水抜きの隙間を開けておきます。
コーキングが劣化して雨水が浸入したとしても、下の隙間から排出されて内部に雨水が溜まる事はありません。

工事が完了しました

勝手口屋根の組み直し、軒天の補修、換気ガラリの取り付け工事が完了しました。
飛び込み業者に屋根の不具合を指摘され、当店にて再調査を行った事をきっかけに軒天と換気ガラリの不具合を発見できました。
不具合があるままでは虫や鳥が入り込んでしまう以外にも雨漏りを引き起こしたり、大きな被害に繋がってしまう可能性もあります。
もしかしたら気付いていない不具合があるかもしれないとご不安があれば、当店までお気軽にご相談下さいね。
当店では無料点検も行っております。
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▶メールにてお問い合わせ（24時間受付中）

工事内容