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現場ブログ
屋根工事を装った飛び込み営業・訪問業者にご注意ください！｜当店にご相談いただいた事例と共に業者の手口や対処法をご紹介

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
長雨の続く秋や台風シーズン、年末が近づくと、屋根工事を装った悪質な飛び込み営業・訪問業者が増えます。
「今すぐ修理しないと大変なことになりますよ。」「瓦がズレているので無料で点検します。」といった言葉で不安を煽り、高額な修理を強引に契約させることがよくあります。
当店にも最近、飛び込み営業・訪問業者に「屋根の棟板金が浮いている」「瓦がズレている」と言われたお客様からのご相談が急増しています。
本日は飛び込み営業・訪問業者に不具合を指摘され、当店で調査を行った事例を数件ご紹介します。
こういった業者の訪問でお困りの方は、街の屋根やさん堺店にご相談ください。
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■ 飛び込み営業・訪問業者に不具合を指摘された事例をご紹介！

事例①：瓦のズレを指摘された

ご相談内容訪問業者が来訪し「近くで工事をしていたらお宅の屋根瓦がズレているのが見えたので、一度点検してみませんか？」と屋根瓦のズレを指摘されたので、点検して欲しいです。

当店にて屋根全体をくまなく確認しましたが、瓦のズレや割れなどの問題は一切ありませんでした。
台風や地震でズレが起きやすい棟瓦も点検しましたが、特に問題なく綺麗に並んでいます。
瓦はしっかりと固定されており、雨水の侵入経路となる隙間も確認できませんでした。
ただ、表面の色褪せ・汚れが見られるため、そろそろ塗装メンテナンスを検討する時期ではありました。

当店の調査結果瓦に異常は無く、工事の必要はありませんでした。

【参考】この事例の詳しい内容はこちら

事例②：飛び込み業者と契約してしまい、クーリングオフを希望

ご相談内容飛び込み業者が来て板金がめくれていると言い、屋根に上がらせてしまいました。
「棟板金（むねばんきん）の中の貫板（ぬきいた）の状態が悪いから交換した方が良い」と勧められ、工事契約を行ってしまいました。クーリングオフしたいため、本当に工事が必要なのか調査して欲しいです。

当店にて屋根に上がって棟板金の隙間から貫板の状態を確認したところ、木材が痩せたり腐食しているなどの不具合は見られませんでした。
交換が必要なほどの状態ではありません。

しかし、屋根全体の点検を行うとスレートが割れているなどの不具合箇所がいくつかありました。
放置すると雨漏り被害が起こる可能性もあるため、当店からは不具合箇所の工事のご提案を行いました。

こちらが業者に指摘された板金のめくれ箇所です

業者に「板金がめくれている」と指摘された箇所です。
ここは雨水を流す役割を持つ谷板金（たにばんきん）の仕舞い部分です。
谷板金を流れてきた雨水を雨樋に誘導して適切に排水させるための板金なのでめくれている訳ではなく、この状態で何の問題もありません。
業者が屋根に上がるための口実として、めくれていると言ったのでしょう。

当店の調査結果貫板の交換の必要はなく、その場で業者に電話をかけてクーリングオフを求め、無事に契約を取り消されました。
不具合箇所がいくつか見られたため、棟板金補修やコーキング打設等の工事をご提案しました。

【参考】この事例の詳しい内容はこちら

事例③：瓦のズレにラバーロック工法を勧められた

ご相談内容以前訪問業者が来て漆喰の劣化を指摘され、実際ボロボロだったので漆喰詰め直しをしてもらいました。
その工事の際、瓦のズレやガタつきの指摘がありズレを直すラバーロック工事を提案されましたが、よく分からないし本当に工事が必要なのか不安なので再点検して欲しいです。

当店にて調査に伺い、瓦を点検すると築40年という事で全体的にパーツの劣化はありますが、目立った瓦の割れやズレ、めくれなどはありませんでした。
しかし、仕舞いが悪く屋根の端にある袖瓦（そでかわら）や平瓦の重なり部が少しズレている箇所がありました。

前回訪問業者が詰め直しを行った漆喰

訪問業者に詰め直してもらった漆喰の状態を確認すると、比較的綺麗に塗られていましたが、棟部で漆喰ののみ込みが浅い部分が見受けられました。
のみ込みが浅いと漆喰との間に隙間ができて雨漏りに繋がります。
棟周辺に問題が多く見られたため、棟の取り直しをご提案します。

当店の調査結果すぐに工事が必要なほどの瓦のズレではありませんでしたが、ラバーロック工法のメリットデメリットを詳しくご説明し、ご理解いただいた上で工事のご提案をしました。

【参考】この事例の詳しい内容はこちら

事例④：ベランダ防水の施行不良を指摘された

ご相談内容飛び込み業者に外壁のクラックを〇千円で補修しますと言われ補修をしてもらいました。
その際にベランダの防水シートがマンション用で施工するものなので施工不良ですと指摘され、〇万円で施工しますと工事を促されました。
ためらっていると『じゃあいいです』と言い去って行ったので不安です。点検をお願いしたいです。

当店にて点検を行うと、施行不良を指摘されたベランダ防水は野外用の長尺シートを使用しており、何の問題もなく施工不良ではありませんでした。
藻が発生していますが、清掃するだけで綺麗になります。

ベランダ防水面より、手摺のサビや外壁の劣化が気になりました。

ベランダの金属製手摺りが錆びて腐食していました。
錆びが進行するとボロボロになって強度がなくなります。手摺りにもたれかかった際に折れてしまうと大変危険なため、塗装を行った方が良いでしょう。

外壁は劣化して水が廻り、塗膜が浮いている箇所や大きなクラックができている箇所がありました。
以前の塗装から10年以上経過しているそうなので、下地処理しっかり行った上で外壁塗装を行った方がいいことをお伝えしました。

当店の調査結果ベランダ防水に施工不良はなく、何の問題もありませんでした。
ベランダ手摺りの塗装や、外壁のメンテナンスのおすすめのみ行いました。

【参考】この事例の詳しい内容はこちら

■ 年々巧妙化する飛び込み営業・訪問業者の手口には注意が必要です！

ご紹介した事例のように、飛び込み営業・訪問業者の手口は年々巧妙化しています。
「近くで工事をしていたらたまたま見かけた」といったものから「安い値段の工事で家に入り込み、高い値段の工事を契約させようとする」といった内容もあります。
しっかりとした屋根工事の知識を持たない業者が工事を行い、正しい工事が行われずに雨漏りや施工不良が起こるケースも多発しています。

飛び込み営業・訪問業者の手口と対処法

突然訪問して不安を煽る	「屋根の板金が浮いている」「瓦がズレていて危険」などと言って不安を煽る。	⇒話を鵜呑みにせず、落ち着いて信頼できる業者に相談してください。屋根に上げてはいけません。
キャンペーンしているなど大幅値引きを謳う『キャンペーン商法』	元々の工事費を高額に設定して、大幅値引きをしているように見せかけている。	⇒値引き後の金額も通常より高額なことが多いです。契約はしないでください。
メーカーを装った点検	大手のメーカー職員を装って信用させ、工事を契約させようとする。	⇒メーカーの職員が何の連絡もなく突然訪問して来ることはありません。会社の連絡先と名前を聞いて、本当に職員であるか問い合わせましょう。
火災保険で工事費無料を強調する	火災保険が適用されるのは台風や地震などの自然災害のみで、経年劣化には適用されません。	⇒申請が適用されたとしても、工事費が全額負担される訳ではありません。保険会社より損害保険金申請が認定されてから、工事を行いましょう！
見積書などの書類の内容が不明瞭	見積りを書面で提出しない、「一式」の記述が多い見積書はトラブルになります。	⇒複数の業者から見積りをもらって比較してください。
その場で契約させようとする	他社の見積もりと比較したりすると優良業者でないとバレてしまうため、その場で契約を急かす。	⇒優良業者であれば、契約を急かすことはありません。

▶訪問販売トラブル事例
▶屋根修理の詐欺、訪問営業に注意！多発する詐欺や悪徳業者への対処法

■ もし飛び込み営業・訪問業者と工事の契約をしてしまったら？

クーリングオフする	訪問業者との契約から8日以内であれば、クーリングオフして契約を解約できます。手続き方法は国民生活センターのHPで詳しく知ることができます。
国民生活センターへ相談する	訪問業者とのトラブルは消費者ホットライン「188」へ電話すると、相談員が内容を聞いて解決助言をしてくれます。
弁護士に相談する	契約金額が大きかったり、契約から日が経っている場合は弁護士に相談しましょう。費用が心配な場合は「法テラス」で無料相談することができます。

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▶それダメ！悪質な屋根工事・訪問販売に注意・クリーングオフの方法

■ 屋根工事は信頼できる業者に点検・工事を依頼しましょう！

残念ながら飛び込み営業・訪問業者によるトラブルは後を絶ちません。
訪問業者全てが悪徳業者という訳ではありませんが、強引な営業や高額な料金を請求する業者が多いことは事実です。
業者の提案内容に不安を覚えたら、他の業者にセカンドオピニオンを求めることが大切です。
当店ではそういったご相談も承っております。
屋根のことで不安な点、不具合箇所がある場合は、街の屋根やさん堺店にお気軽にご相談くださいね。
▶街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！