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堺市北区にて天窓の雨漏り調査｜再発防止のためにカバー工事をご提案

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市北区のお客様より「天窓から室内に雨漏りしていて、他の業者からは足場がないと調査できないと言われ困っています」とのご相談をいただきました。
築20年を迎える住宅で、建築当初は明るく開放的な空間を演出するために設置された天窓でした。
しかし年月が経つにつれて、思わぬ形で生活に支障をきたす存在になってしまったようです。
今回は、その天窓が原因となっている雨漏りの現地調査を行った様子をご紹介します。
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3階の天窓から雨漏りして困っているとご相談

今回、調査を行ったのはこちらの住宅です。

築年数　20年
相談内容
2年程前から、天窓から雨漏りしています。
他社に点検をお願いしたら、足場を組まなければできないと言われて困っています。

3年ほど前に天窓他屋根の補修工事を行ったとのことですが、雨漏りは止まっていないそうです。

天窓からの雨漏り状況

まずは、室内の雨漏り状況を拝見させていただきました。

天窓があるのは子供部屋で、天窓周りのクロスには雨染みができ、一部めくれている箇所がありました。
タオルをかけて応急処置をされていますが、完全に水滴が落ちてくるのを防ぐことはできません。
雨が降ると水滴がちょうど勉強机の位置に落ちてきてしまい、とてもストレスに思われているとのことでした。

3連スライダーで屋根に上がります

今回は3連スライダーを使用して屋根に上がります。
屋根は片流れ屋根でソーラーパネルが全面に敷き詰められており、天窓はその一角に設置されていました。

天窓の状態と雨漏りの原因

天窓周辺を詳細に調査した結果、雨漏りとなり得る原因が複数確認されました。

①ガラス周囲のパッキンが経年劣化して硬化・亀裂が発生
パッキンは本来、雨水をシャットアウトするための重要な部材です。
紫外線や風雨によって劣化してくると、徐々に硬化やひび割れが起こります。
そうなると防水性が失われ、ガラスの周囲から水がじわじわと浸入するようになります。

②天窓を固定しているビスの浮き・緩み
ビスが緩んでいると天窓本体が動きやすくなり、わずかな隙間が生じます。
その隙間から雨水が入り込みやすくなり、雨漏りの原因となります。

③パッキン付きビスのパッキン切れ・劣化
パッキン付きビスはパッキンによって水の浸入を防いでいます。
パッキンが劣化したり切れてしまうと、ビス穴を伝って雨水が屋内に浸透してしまう恐れがあります。

④天窓周囲のコーキングの充填が不十分
コーキングは防水性を確保する上で、とても重要な処理です。
コーキングの充填が不十分だったり行われていなかった場合、雨水が直接建材の隙間から入り込み、建物内部への被害が進行するリスクが高まります。

⑤屋根の勾配が緩く、天窓上部に雨水が溜まりやすい構造になっている
勾配が緩い屋根は雨水がスムーズに流れにくく、特に天窓上部に水が滞留しやすくなります。
雨水が滞留している状態が続くと長時間水分が接することになり、天窓や周辺の建材の劣化を早めてしまう要因になります。
▶屋根リフォームの際に注意したい屋根勾配のお話

このような複合的な劣化によって天窓の防水性が弱まり、雨水が室内に浸入しやすくなっていたと考えられます。
また、前回の補修工事から3年程度しか経っていないにも関わらずビスのパッキンが完全に切れていたり、ガラス周りのパッキン、コーキングの劣化が進行しているように思えます。
通常パッキンやコーキング材は2〜3年程度では部分的な硬化やひび割れがあっても、ここまでの劣化は想定されないことから、以前の補修工事に問題があった可能性も考えられます。

天窓の構造的な課題と今後のリスク

今回の調査では、天窓自体の施工方法と屋根構造にも問題があることが分かりました。
屋根の勾配が1寸5分程度と緩やかで、雨水が天窓周辺に溜まりやすい形状になっています。
この構造だと新品の天窓を設置しても、経年と共に再び雨漏りが発生するリスクがあります。
採光性に優れた天窓ですが設置方法や勾配を十分に考慮しないと、結果的に雨漏りリスクを高める要因となってしまいます。

今回ご提案した工事内容

お客様は「雨漏りの不安が大きいので、天窓を塞いでしまってもいい」とお考えでした。
そこで、天窓に板金を被せて塞いでしまう天窓カバー工事をご提案しました。
コーキングによる補修も一つの手段ですが、今回のように構造的に雨水が溜まりやすい場所では根本的な解決にはなりません。
雨漏りが再発すれば、再工事が必要となる可能性もあります。
その点カバー工事であれば防水性を長期間維持でき、今後の不安も軽減されます。
お客様にもご説明し「それなら安心できます」とご納得いただきました。
▶天窓の雨漏りはどうしたら？修理か交換か？事例を紹介

ひとまず早く雨漏りを止めたいとのご希望でした。
室内のクロス補修などについては後日再考されるとのことで、まずは天窓カバー工事のお見積り書をご提出させていただきました。
後日、工事のご依頼をいただき施工しました！
【工事の様子】【堺市北区】雨漏りを繰り返す天窓に板金カバー工事で根本解決！

屋根工事・雨漏り修理は信頼できる業者に依頼しましょう

天窓まわりの雨漏り修理は技術が求められる作業であり、外から見えにくい場所のため手抜き工事に気づきにくいという面もあります。
当店では現場の状態を写真や動画でご確認いただきながら、分かりやすく丁寧にご説明いたします。
大切なお住まいをしっかり守れるよう、経験豊富なスタッフが確かな技術で対応いたします。
同じように「天窓からの雨漏りで困っている」「他の業者では対応できないと言われた」などのお悩みをお持ちの方は、当店までお気軽にご相談ください。
点検・ご相談は無料で承っております。
▶天窓の交換、メンテナンスで雨漏りなどのお困り事を全て解決致します！