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高石市｜築40年集合店舗の屋根塗装工事｜防水性アップで雨に強い屋根へ

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
前回のブログで「屋根の高圧洗浄」をご紹介しましたが、今回はいよいよ屋根塗装工事です。

30年以上塗装されていなかった屋根は、防水性が低下し、雨水の浸入リスクが高まっていました。そこで、下塗りから上塗りまで丁寧に施工し、防水性と美観を取り戻しました。
この記事では使用した塗料の特徴も詳しく解説していきます。

こちらの集合店舗で行った【現地調査】【屋根補修】【外壁補修】【トイレ配管工事・竪樋の部分交換】【屋根の高圧洗浄】の様子はこちらをご覧ください。

【現地調査】
▶高石市の集合店舗にて波型スレート屋根・外壁の現地調査を実施しました！
▶高石市｜集合店舗の金属製の波板屋根（せっぱん）と外階段の追加調査依頼

【塗装前の屋根補修】
▶高石市の集合店舗で波型スレート屋根塗装前に屋根補修を行いました！

【塗装前の外壁補修】
▶高石市｜集合店舗で塗装前に行った波型スレート（小波）の外壁補修をご紹介

【トイレ配管工事・竪樋の部分交換】
▶高石市の集合店舗でトイレ配管工事と竪樋の部分交換を実施

【屋根の高圧洗浄】
▶高石市｜築40年集合店舗の屋根を高圧洗浄！防炎シートで汚れを徹底処理

高石市で築40年集合店舗の屋根塗装工事

高圧洗浄で屋根を清掃し、十分に乾燥させた後は屋根塗装の工程に入ります。

【街の屋根やさん堺店で行った工場屋根の施工事例】
▶和泉市｜雨漏りの工場スレート屋根にカバー工法を行い強い屋根へ

■ 屋根塗装：波型スレート（大波）

・オーナー様からご質問がありました

下塗り塗料（シーラー）を塗った後に、雨が降っても大丈夫？

シーラーを塗ってから3時間以上経過して、乾いていれば基本的に問題はありません。

このように、工事に関して『こんな場合は、どうなるの？』など不安や疑問があれば、いつでもお声がけくださいね！
現場担当者が、丁寧にお答えします。

【参考資料】
▶お客様からよくいただく質問集
▶メールでのお問合せは24時間受付中

・屋根塗装：下塗り（1回）

塗装の第一段階である下塗り作業（シーラー塗布）に入ります。
下塗りは「塗料をしっかり密着させる接着剤のような役割」を持ち、仕上がりの耐久性を大きく左右します。
今回も屋根全体にムラなく1回施工しました。

【参考資料】
▶屋根塗装・外壁塗装の塗料について

今回使用したのは 日本ペイント・ファインパーフェクトシーラーです。

ファインパーフェクトシーラーの特徴日本ペイントで開発された特殊樹脂の効果によって、モルタル・コンクリート・木部・スレート屋根に加えて、サイディングボードや鉄部など幅広く対応が可能。
また、素材への浸透性に優れ、吸い込みの激しいセメント系の建材や、脆弱な旧塗膜の塗装面の強化に威力を発揮します。

・屋根塗装：上塗り（2回）

下塗りが完全に乾いたら、次は上塗り作業です。
上塗りは同じ塗料を使用して、2回に分けて塗っていきます。
もし1回で済ますと、膜厚が足りず屋根が保護できなかったり、ムラができたりします。

塗料はローラーで丁寧に塗っていきます。
ローラー塗装は塗料が飛散しにくく、塗料の無駄を最小限に抑えることができます。

上塗りに使用したのは 日本ペイント・ファインパーフェクトベストです。

ファインパーフェクトベストの特徴この塗料は2液型 で、専用の硬化剤を混ぜることで塗膜が強靭になり、耐久性が大幅に向上します。
特徴のひとつに 「ラジカル制御」 という機能があります。ラジカルとは、「劣化の原因物質」のことです。
このラジカルの発生を特別な成分で抑える仕組みを持ち、屋根の劣化をゆっくりにして、きれいな状態を長く保てるのです。

【参考資料】
▶「ファインパーフェクトベスト」屋根塗装におすすめする理由と施工事例

上塗りの2回目を行い、軒先まで丁寧に塗り上げました。
上塗り後は、塗り忘れやムラがないかチェックし完璧な状態に仕上げました。

・ベンチレーターの塗装

屋根に設置されている換気装置・ベンチレーターには、所々サビが発生していました。
金属製の部材なので、フードや架台が腐食してボロボロになってしまう可能性があります。

屋根に設置されていた換気装置・ベンチレーターも塗装を行います。
サビが発生しているので、下地処理・ケレン作業でサビをしっかり落としてから、仕上げの塗料を塗っていきました。

塗装が完了したベンチレーターは、「サビや腐食の防止」「防水性の向上」「美観性の回復」を復活させることができました。

・テンキャップ（ボルトキャップ）の取付

塗料が乾燥したら最後に、スレート屋根・折板屋根用のテンキャップ（コーキング材りボルトキャップ）を取付けます。

スレート屋根や折板屋根のボルト・ナット等を保護する「コーキング材入りボルトキャップ」です。
従来のボルトキャップにコーキング材を充填する手間を省き、作業スピードの向上・高所での作業負担軽減・屋根からの雨漏りを防ぐことができます。
テンキャップとは？

簡単に言えば、テンキャップは 「屋根を固定している金具を長持ちさせるフタ」 です。
屋根全体の寿命を延ばすために欠かせない小さな部材なんですよ。

テンキャップ（コーキング入りボルトキャップ）の保護紙を外して、回しながら取付けます。
回しながら取付けると、このようにキャップの円周に沿ってシールします。

テンキャップ（コーキング入りボルトキャップ）の取付が完了しました。
ボルト周辺からの雨漏りも防ぐことができました。

■ 屋根塗装：波板屋根（折板：せっぱん）

塗装前の波型屋根（折板・せっぱん）はサビが発生し、いずれ屋根材に穴が開いて雨漏りリスクが高い状態でした。

建物に付帯している波型屋根（折板・せっぱん）も、同様の工程で屋根塗装を行いました。
工程は、①高圧洗浄→②下地処理（ケレン作業等）→③下塗り（サビ止め）1回→④上塗り2回です。
塗料を塗る前には、高圧洗浄で落としきれなかった古い塗膜やサビを削り落とすケレン等の作業で下地を整えました。
この丁寧な下地処理が、塗膜の寿命を大きく左右します。