堺市西区にて賃貸アパートで雨漏りが発生｜瓦がズレて老朽化した野地板の隙間から空が見えている状態でした

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堺市西区にて賃貸アパートで雨漏りが発生｜瓦がズレて老朽化した野地板の隙間から空が見えている状態でした

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市西区の賃貸アパートに雨漏りが発生し、現地調査を行った様子をご紹介します。
賃貸物件の雨漏りは入居者様の安全被害にも直結するため、早急な対応が求められます。
当店では賃貸物件のメンテナンスや工事も承っておりますので、メンテナンスなどお考えの方はお気軽にご相談ください。
▶メールにてお問い合わせ（24時間受付中）

雨漏りが発生している賃貸アパート

建物詳細　木造2階建てアパート
築年数　　57年
屋根材　　釉薬瓦
相談内容
賃貸アパートの一室の壁、ライト付近に雨漏りしています。
点検と工事の見積もりをお願いします。

室内の雨漏りの状況

雨漏りが確認された一室の壁や天井に漏水の跡が大きくはっきりと残っています。
長期間にわたって雨水が浸入していたことがうかがえ、下地木材もかなり雨水を吸ってダメージを受けていると思われます。

屋根裏の状況

押入れの小さな天井口から屋根裏を確認したところ、屋根材の瓦がズレている様子が確認できました。
野地板（のじいた）には隙間ができており、そこから外の空が見えるという深刻な状態にまで至っています。
この状態では雨水が直接屋内に入り込んでしまう可能性が高く、漏水が悪化する一方です。
▶野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く

野地板など木材の腐食が著しく進行しています。
下地木材は屋根材をしっかり支える基礎構造であるため、腐食が進むと支持力が低下します。
この状態のままでは、いずれ屋根材の瓦が住宅内部に落下するリスクがあります。
重たい瓦が天井から落ちてくると大変危険なため、下地木材を補修する必要があります。
▶重くて硬い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要

垂木（たるき）は粗く設置されており、母屋（もや）も不安定な印象を受けました。
このような状態では、風が強い日や大雨の日にはさらに被害が拡大するリスクが高まります。

屋根瓦の状態

屋根に上がり、状態の確認を行います。
下地木材が腐食して強度が低下しているため、瓦が落下したり、作業中に踏み外さないよう慎重に点検しました。

全体的に劣化しており多くの箇所で波打っている状態が見られ、平坦ではなくなっています。
築57年という長期間での風雨や湿気によって下地木材が腐食し、屋根全体が沈んだり歪んだりしていると見られます。

棟瓦が歪んで蛇行しています。
下地木材の腐食や漆喰の劣化によって瓦が本来の位置からズレてしまう場合があります。
棟瓦もその影響を受けやすい箇所です。
特に台風や強風による影響も積み重なり、瓦が少しずつ動いてしまったと考えられます。

瓦自体の劣化が顕著な状態で、平瓦のズレや欠けが多く、各所で雨漏りしていると見られます。
調査している一室以外の他室でも雨漏りが起こっている可能性が高いと思われます。

点検が完了しました

堺市西区にて賃貸アパートに発生している雨漏りは、表面的な補修では解決できない深刻なものでした。
瓦屋根が波打つように変形し、屋根全体の構造が弱体化している状態です。
部分的な補修を試みても修繕箇所に足をかけただけで瓦や野地板を踏み外し、作業者が落下してしまう危険性が考えられます。
安全面でも問題があり、部分補修は難しいと判断しました。
そこで、野地板の補修を行った上でシングル葺きへの葺き替え工事をご提案しました。

提案内容
・仮設足場の設置
・野地板、垂木など下地木材の補修
・シングル葺きへの葺き替え

▶アスファルトシングル屋根について

賃貸物件のメンテナンス、工事も当店にお任せください

賃貸物件の価値を守るためには、定期的な屋根修理と建物メンテナンスが欠かせません。
特に雨漏りや外壁の劣化は入居者様の快適さに影響し、メンテナンス・修繕が遅れると大きなコストがかかってしまうこともあります。
街の屋根やさん堺店では迅速で確実な点検・メンテナンス・修理を承っております。
メンテナンスなどお考えの方は、まずは当店にご相談くださいね。