堺市堺区にて鼻隠しと軒天の破断したモルタル部分を板金カバー工法工事で補修しました
2023.04.27
堺市堺区にて鼻隠し・軒天のモルタル破断部を板金カバー工法で補修しました鼻隠しと軒天のモルタルが経年劣化により破断していた部分を、『板金カバー工法』で補修を行った様子をご紹介させていただきます。お客様のご要望でなるべく安価で済む工法で補修をしてほしいとのことだったので、今回はモルタ…
堺市西区で腐食した鼻隠しに板金巻き補修を行った様子｜鼻隠しや破風板の補修は塗装以外にも方法があります
前回の工事で足場を立てた為、今回は鼻隠しの補修を行って受け金物をしっかり取り付けられるようにします。
建物には鼻隠しや破風板（はふいた）と呼ばれる所があります。
どちらも屋根の側面部分を指しますが、軒樋（のきどい）を取り付ける所を「鼻隠し」、軒樋がない側面は破風板と呼び分けます。
破風板・鼻隠し共に「雨水が建物内に侵入するのを防ぐ」「風が吹き込む事を防ぐ」などの大切な役割を持っています。
▶屋根のプロが教える！破風板・鼻隠し・ケラバの役割と修理・補修方法
どちらも屋根の側面部分を指しますが、軒樋（のきどい）を取り付ける所を「鼻隠し」、軒樋がない側面は破風板と呼び分けます。
破風板・鼻隠し共に「雨水が建物内に侵入するのを防ぐ」「風が吹き込む事を防ぐ」などの大切な役割を持っています。
▶屋根のプロが教える！破風板・鼻隠し・ケラバの役割と修理・補修方法
腐食が進行した鼻隠しを撤去します。
電動工具を駆使し、鼻隠しを少しずつ剥がしていきました。
前回立てた足場と飛散防止ネットがある為、安定した作業ができ、破片が周囲に飛散するのも防げます。
撤去した鼻隠しは米袋に入れ、適切に処分させていただきます。
前回立てた足場と飛散防止ネットがある為、安定した作業ができ、破片が周囲に飛散するのも防げます。
撤去した鼻隠しは米袋に入れ、適切に処分させていただきます。
鼻隠しを撤去すると、屋根の骨組みである「垂木（たるき）」というパーツが見えます。
垂木は既存の鼻隠しを釘で留める下地になっていた為、大きな穴が開いています。
穴が開いた垂木には新しい鼻隠しが固定できないので、新しい鼻隠しのビスを打つ為に下地材を追加しました。
垂木は既存の鼻隠しを釘で留める下地になっていた為、大きな穴が開いています。
穴が開いた垂木には新しい鼻隠しが固定できないので、新しい鼻隠しのビスを打つ為に下地材を追加しました。
新しい鼻隠しを取り付けました。
こちらは塗装を行っていない「白木（しらき）」と呼ばれる木材です。
白木は水分を吸収しやすいのですが、後の工程で板金を巻く為、白木に雨水がかかる事はありません。
こちらは塗装を行っていない「白木（しらき）」と呼ばれる木材です。
白木は水分を吸収しやすいのですが、後の工程で板金を巻く為、白木に雨水がかかる事はありません。
鼻隠しや破風板を板金で覆い包む工事を「板金巻き」と言い、部材の耐久性・耐水性・対候性の向上や美観性の維持になります。
木製鼻隠しに定期的に塗装を行うよりも、板金巻きを行う方が耐久性を高める事ができ、メンテナンスの回数も減らす事ができます。
板金巻きに使用したのは日鉄鋼板（株）のGLカラー鋼板です。
GLカラー鋼板は「ガルバリウム鋼板」と呼ばれるメッキ鋼板で、錆びに強く耐久性が高い特徴があります。
▶ガルバリウム鋼板屋根材・外壁材のメリット・デメリットは？
お客様とお打ち合わせしたGHN22というブラウンのカラーを使い、既存の鼻隠しとも馴染むカラーで雨樋の色とも近い為、自然な仕上がりになります。
GLカラー鋼板は「ガルバリウム鋼板」と呼ばれるメッキ鋼板で、錆びに強く耐久性が高い特徴があります。
▶ガルバリウム鋼板屋根材・外壁材のメリット・デメリットは？
お客様とお打ち合わせしたGHN22というブラウンのカラーを使い、既存の鼻隠しとも馴染むカラーで雨樋の色とも近い為、自然な仕上がりになります。
板金巻きを行った鼻隠しを裏から見るとこのようになっています。
板金の端が切りっぱなしになっていると、そこから錆びが広がってしまいますが、端部は折り曲げ加工を行っている為、錆びも起きにくくなっています。
板金の端が切りっぱなしになっていると、そこから錆びが広がってしまいますが、端部は折り曲げ加工を行っている為、錆びも起きにくくなっています。
鼻隠しの板金の上部には、新しい唐草も取り付けました。
唐草とは雨水を適切に誘導する為の板金です。
唐草がなければ屋根から流れてきた雨水は軒裏へ廻ってしまいますが、唐草がある事で雨水を軒樋へ適切に受け流す事ができます。
唐草は水切り板金とも呼ばれ、実は建物の各所に取り付けられているんですよ。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
唐草とは雨水を適切に誘導する為の板金です。
唐草がなければ屋根から流れてきた雨水は軒裏へ廻ってしまいますが、唐草がある事で雨水を軒樋へ適切に受け流す事ができます。
唐草は水切り板金とも呼ばれ、実は建物の各所に取り付けられているんですよ。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
ボロボロになっていた鼻隠しを撤去し、新しい木材を取り付けた上で板金巻きを行いました。
既存と同じ木製の鼻隠しに交換するよりも、板金巻きを行った方が耐久性・耐水性・対候性が高くなり、見た目もスッキリ仕上がります。
今回は腐食が進行していた箇所のみの部分的な板金巻き補修を行いました。
次回のブログでは雨樋の交換工事をご紹介いたします（＾＾）
▶雨樋交換工事を行った様子
鼻隠しや破風板はあまり目立ちませんが、建物に吹き付ける風の影響を軽減したり、軒樋を取り付ける為の大切なパーツです。
定期的に塗装を行う事で耐久性を維持する事ができますが、今回ご紹介した板金巻き補修もメンテナンスの回数を減らす事ができおススメです。
当店では鼻隠し・破風板の交換・補修工事も承っております。
お客様のご希望をお聞きしながら工事のご提案を行いますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
▶【コラム】破風板の補修方法について
定期的に塗装を行う事で耐久性を維持する事ができますが、今回ご紹介した板金巻き補修もメンテナンスの回数を減らす事ができおススメです。
当店では鼻隠し・破風板の交換・補修工事も承っております。
お客様のご希望をお聞きしながら工事のご提案を行いますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
▶【コラム】破風板の補修方法について
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