堺店発・屋根を守る『破風板』|塗装の剥がれや捲れなどの問題が発生した場合は、早期補修が重要です!
2023年3月27日更新
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
皆さんは『破風板・はふいた』という言葉をご存知でしょうか?
皆さんは『破風板・はふいた』という言葉をご存知でしょうか?
破風板は屋根を構成する部位の一つで、屋根同様に住まいを風雨から守る大切な部位でもあるのです。
まずは、『破風板』とは屋根のどの部分を指すのでしょうか?
三角屋根をイメージをしてみて下さい。三角屋根の三角になってる部分の側面に取付けられている板の事を指します。
※上記画像の赤く囲んでいる部分が『破風板』になります。
今回は、耳慣れない『破風板』の役割・材質・劣化症状や、補修方法についてをご紹介します。
今回は、耳慣れない『破風板』の役割・材質・劣化症状や、補修方法についてをご紹介します。
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破風板について
1.破風板の大切な役割
地上から見上げた時に目につく破風板は、建物の顔とも言われています。
破風板は美観の為だけに存在しているのでしょうか?破風板の役割についてご紹介します。
破風板は美観の為だけに存在しているのでしょうか?破風板の役割についてご紹介します。
・役割 | ・詳細 |
風の影響を防ぐ | 破風板の主な役割は『耐風性の向上』です。屋根は上からの雨や風には強い構造になっていますが、横や下からの風雨には弱いという特徴があります。破風板を屋根先端に取付ける事で、下から吹き上げる風を分散させる事ができるのです。破風板は家の防風には欠かせない存在です。 |
雨水の浸入を防ぐ | 台風やゲリラ豪雨などは横や下から屋根に容赦なく襲い掛かってきます。横殴りの強い雨の場合は、屋根と外壁の結合部に雨が入り込んで『雨漏りの原因』となるリスクが起ります。このような事態も破風板がある事で、破風板が盾となって雨水の浸入を食い止めてくれます。 |
防火性を高める | 火災が発生すると火は上から下へ回っていきます。特に屋根裏は防火材が使用されていない事が多く、火が回ると一気に延焼してしまいます。破風板がある事で、火の回りを遅らせ延焼を最小限に食い止めてくれるのです。 |
2.破風板の材質
破風板には、様々な材質が使用されています。
どのような特徴があるのかを、材質別で見て行きましょう。
どのような特徴があるのかを、材質別で見て行きましょう。
・材質 | ・詳細 |
以前の住宅では最も使用率が高かった材質です。他の材質と比べると耐火性が低い為、現在はあまり使用されていません。材質が木である事から、屋根・外壁よりも劣化が早く塗装などの一般的なメンテナンス周期が10年と言われていますが、破風板は5,6年とメンテナンスを頻繁に行う必要があります。 | |
屋根材にも多く使用される金属系の中でも、特にガルバリウム鋼板が多く使用されています。木材より耐久性や化粧性が高い素材ですが、金属なので錆には注意が必要です。ガルバリウム鋼板のメンテナンスは主に塗装です。再塗装を行う事で、耐久性や美観性を保つ事ができます。 | |
金属系と同じ様に最近の住宅で多く使用され、セメントや繊維質を原料とした建材です。超高温で熱処理を行い成形している為、耐火性の高い素材となります。しかし、金属とは異なり吸水性があり雨に強くはありません。木材程ではありませんが、定期的な塗装が必要です。 |
3.破風板の劣化症状
破風板は美観性だけではなく、実は家を守る上で大切な役割を担っています。
そんな破風板も形あるものの為、傷んでしまうのです。破風板が傷んでしまう劣化症状をご紹介します。
▶堺市東区にてお住いの全体的な無料点検|屋根・破風板・庇等に補修やメンテナンスが必要
▶堺市西区で腐食しかけている平屋建て切妻屋根の破風板の調査|破風板全張替えと塗装工事をご提案
そんな破風板も形あるものの為、傷んでしまうのです。破風板が傷んでしまう劣化症状をご紹介します。
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風雨が当たる事で、防水塗料などが剥がれ水濡れを起こしてしまう事があります。水濡れが起こると、住まいの中に雨水が浸入し屋根材が水分を吸収し腐食の原因にも繋がってしまいます。 | |
常に強い紫外線を受け塗装などが剥がれてもろくなってしまいます。日差しが強い方角に破風板がある場合は、劣化スピードが早くなり木材系は劣化しやすい為、定期的な点検が必要です。 | |
屋根に積もった雪が落ちる時に破風板が破損する場合があり、雨樋も壊してしまうケースがあります。雪やつららなどが破風板に付着していると、水分を含んだ状態が続き腐食の原因にもなります。 |
4.破風板の補修方法
破風板の劣化を放置すれば費用が嵩んでしまいます。
劣化放置のデメリットを防ぐ為にも、破風板にはどのような補修方法があるのでしょうか?
▶屋根のプロが教える!破風板・鼻隠し・ケラバの役割と修理・補修方法
▶堺市西区にて腐食しかけていた破風板の修繕工事|破風板の張替えと塗装を行いました
▶堺市中区にて破風板の修繕工事、破風板の塗装も行いました
▶堺市中区で突風被害の破風板補修工事|割れたケイカル板の破風板を固定している釘の劣化が原因
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4-1 破風板の塗装
塗装の目安は、新築時から10年を目処に行います。塗装を行う事で美観性のアップだけではなく、破風板そのものの防水性が良くなります。
破風板の塗装手順
①下地の補修と既存の劣化部分を剥がす
②下塗りを行い、塗料を剥がれにくくする
③塗膜を厚くし塗りムラをなくす為に中塗りをする
④上塗り(仕上げ塗り)をする
②下塗りを行い、塗料を剥がれにくくする
③塗膜を厚くし塗りムラをなくす為に中塗りをする
④上塗り(仕上げ塗り)をする
4-2 板金巻き
破風板の塗装の剥がれが目立つ場合は、再塗装を行っても塗装が捲れてくる可能性が高くなります。
その為、ガルバリウム鋼板などの金属製の板を既存の破風板に覆います。
既存の破風板が木製の場合は、金属の板のガルバリウム鋼板を巻く事で防水性がアップします。
その為、ガルバリウム鋼板などの金属製の板を既存の破風板に覆います。
既存の破風板が木製の場合は、金属の板のガルバリウム鋼板を巻く事で防水性がアップします。
破風板の板金巻き手順
①ガルバリウム鋼板を既存の破風板のサイズに合わせてカットする
②カットしたガルバリウム鋼板を折り曲げて、破風板に巻き付けてビス留めする
③隙間や破風板の接続部などは、コーキングを充填して埋める
②カットしたガルバリウム鋼板を折り曲げて、破風板に巻き付けてビス留めする
③隙間や破風板の接続部などは、コーキングを充填して埋める
4-3 破風板の部分交換or全交換
破風板の部分交換or全交換手順
①破損した破風板を撤去する
②新しい破風板をしっかり固定できるように規格の物を使用し、ビス留めして取付ける
③隙間や破風板の接続部などは、コーキングを充填して埋める
②新しい破風板をしっかり固定できるように規格の物を使用し、ビス留めして取付ける
③隙間や破風板の接続部などは、コーキングを充填して埋める
5.まとめ
破風板は、住まいを風雨から守る役目があり大切な部位です。破風板が傷むと雨水が建物内部に浸入しやすくなる為、屋根や外壁の腐食を引き起すリスクが高まります。
しっかりとメンテナンスを行い、耐久性を高める事で住まいを長持ちさせる事ができ、破風板の材質によってメンテナンス時期も変わってきます。
破風板の材質を変える事で耐久性を高める事もできるので、メンテナンスのタイミングで見直してみるのもいかがでしょうか。
▶メールでのお問合せ(24時間受付中)
しっかりとメンテナンスを行い、耐久性を高める事で住まいを長持ちさせる事ができ、破風板の材質によってメンテナンス時期も変わってきます。
破風板の材質を変える事で耐久性を高める事もできるので、メンテナンスのタイミングで見直してみるのもいかがでしょうか。
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