屋根を守る『破風板』って⁇問題が起こればすぐに修理が必要です

四季を通じて・・・春は『春一番』、夏は『梅雨』、秋は『台風』、冬は『雪』。
『住まい』にとっては、1年間を通じて常に何かと戦い『大切な家族?』を守ってくれています!
皆さんは、『破風板・はふいた』という言葉をご存知でしょうか??
普段はあまり目立たない存在ではありますが、住まいにとっては大切な箇所になります。
破損しているのを放置しておけば、雨漏りの原因になるかもしれないのです。
まずは、『破風板』とは屋根のどの部分を指すのでしょうか?
三角屋根をイメージをしてみて下さい・・・?
三角屋根の三角になってる部分の側面に取付けられている板の事を指します。
※上記写真の赤く囲んでいる部分が『破風板』になります。
破風板は、皆さんの住まいを守る為には必要な部分になり、シッカリと役割を果たされる事によって安心した生活を送る事が出来るのです!
破風板の役割,材質とは・・・??ご一緒に見て行きましょう。
?『破風板』の大切な役割とは??
・役割 | ・詳細 |
風の影響を防ぐ | ・屋根は上から固定されています。その為上からの風には比較的強いですが、下から吹き上げる風 が吹いてしまうと、捲れ上がる危険性が! 破風板がある事により、住まいにあたる風の軽減をしてくれる役割があります。 |
雨水の浸入を防ぐ | ・台風やゲリラ豪雨は、横や下から屋根に容赦なく襲い掛かってきます。 外壁の隙間から雨水が浸入してくる事があり、破風板がある事によって、『雨漏り』を防ぐ事が 出来るのです! |
防火性を高める | ・火災が発生すると、火は下から上へ燃え広がります! 耐火性が高い破風板がある事によって、上向きの炎から屋根を守ってくれています。 |
見た目を良くする | ・住まいの屋根を設置する上で、内側にある構造部分を隠す事で見栄えを向上させる役割があり、 外観を美しくする事が出来るのです。 |
?破風板の材質は??
・材質 | ・詳細 |
木材系 | ・以前の住宅では最も使用率が高かった材質です。 他の材質と比べると、耐火性が低い為、現在はあまり使用されていません。 材質が木である事から、屋根・外壁よりも劣化が早く塗装などの一般的なメンテナンス周期が10 年と言われていますが、破風板は5.6年とメンテナンスを頻繁に行う必要があります。 |
金属系 | ・ガルバリウム銅板が多く使用されています。 耐久性や美粧性が優れ、住まいに使用される事が多い材質となります。 耐久性が高い半面、金属で出来ているので熱に弱く耐火機能を失って形状が変わってしまう事が あります。 |
窯業系 | ・金属系と同じ様に最近の住宅で多く使用されています。 セメント・セラミックで出来ているので耐久性・美粧性また耐火性も優れています。 他の材質と比べ重量があり耐震性で劣るデメリットもありますが、使用量がそんなに多くなく気 にする事はないと思います。 |
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『破風板』は、皆さんの住まいを守る為にさまざまな影響を日々受けています。
その為、『破風板』の劣化は進んでしまいます。
劣化の主な原因は【自然現象】です! 主な【自然現象】は?
【自然現象】
1.風や雨
風雨が当たる事で、防水塗料などが剥がれ水濡れを起こしてしまう事があります。
水濡れが起こると、住まいの中に雨水が浸入し屋根材が水分を吸収し腐食の原因にも繋がってしまい
ます。
2.紫外線
常に強い紫外線を受け塗装などが剥がれてもろくなってしまいます。
日差しが強い方角に破風板がある場合は、劣化スピードが早くなり木材系は劣化しやすい為、定期的
な点検が必要です。
3.雪
屋根に積もった雪が落ちる時に破風板が破損する場合があり、雨樋も壊してしまうケースがありま
す。
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?弊社で行った破風板の施工事例をご紹介させて頂きます!
現地調査

突風の影響もあり、経年劣化が進行していた事もあり、釘で止めている部分の破風板が割れてしまいました。
紅く囲んでいる部分が破損部分です。
本来は、黄色く囲っている部分位の長さがあり半分位が割れています。

破風板が破損し、雨の影響を強く受け、水を多く含んでしまったケイカル板も浮いてしまっています。

破風板が割れてしまい、下地板も丸見えで見栄えも悪く気になりますよね。
お客様へのご提案
①破風板の取り換え
②ケイカル板が浮いている箇所
の補修
破風板補修工事

『破風板取付』
まずは、マスキングテープで養生し廻りが汚れない様にして作業に取り掛かります。
破風板を接着剤と専用の釘で固定していきます!

『破風板取付完了』
赤い囲み部分は、マスキングテープの間にコーキングを施しました。
軒裏にタッチアップをし仕上げていきます。

『破風板・補修工事完了』
タッチアップが完了しました。
これで破風板の補修工事は完了しました。

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破風板が劣化し腐食していると、強風時に簡単に剥がれ落ちてしまう危険性があります。
剥がれ欠けている場合は、近隣の敷地に落下しケガ人がでれば大きな問題になってしまいます。
また、建物内部に雨水が浸入すれば木材が腐食し雨漏りが発生してしまい、建物全体に大きな被害をあたえてしまう事に・・・
破風板の劣化は、さまざまな問題が考えられ手遅れにならない為にも、定期的に劣化の進行状況を確認する事が大切です。
目視で気になる点がある場合は、早めの対応をして頂ければ幸いです。
~街の屋根やさん・堺店~
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