河内長野市にてＲＣ造の住宅点検！洋瓦や外壁タイルにも劣化が！ | 堺市で屋根リフォーム・雨漏り修理なら街の屋根やさん堺店

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河内長野市にてＲＣ造の住宅点検！洋瓦や外壁タイルにも劣化が！

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は河内長野市にてRC造（鉄筋コンクリート造）住宅の現地調査を行った様子をご紹介します。
外壁や屋根、塀など各所に劣化が見られ、それぞれ補修工事をご提案しました。

現地調査の様子

建物の詳細
■洋瓦屋根の状態
　棟の歪み
　苔や瓦ズレ
　瓦のひび割れ
　雨樋の詰まり
■コンクリート外壁の状態
　コンクリート壁の剥がれ
　塗膜劣化・ひび割れ
■タイル外壁の状態
　タイルの目地が詰められていない
　タイルのひび割れ・剥がれ
　タイルの白華現象
ご提案内容

建物の詳細

今回調査を行う建物はこちらです。

建物詳細　RC造　２階建て住宅
築年数　　約30年
屋根材　　洋瓦（F型）
相談内容
外壁は１５～２０年くらいは塗装しておらず、ひび割れや剥がれが気になる。屋根も普段見られないので、調査してほしい。（今回別途内装リフォームのご相談も承りました。）

内装のリフォームと共に、屋根や外壁も気になっている箇所を見てほしいとのことでした。

RC造の特徴RC造とは鉄筋コンクリート（Reinforced Concrete）造の事で、コンクリートの芯に鉄筋を入れる事で強度を高めた構造の建物です。
木造に比べ圧倒的に強度が高く、雨漏りも木造に比べると起きにくい特徴があります。
但し、ひとたび雨漏りが起きると内部の鉄筋が錆び、コンクリートの剥離などの原因になり工事が大規模になる為、雨漏りを未然に防ぐ事が重要です。
▶RC造建物は雨漏りが最大の弱点！適切なメンテナンスで雨漏りを防ぎましょう

洋瓦屋根の状態

屋根の点検から行います。
こちらの屋根材はF型と呼ばれる平らな形をしている洋瓦です。

棟の歪み

棟の瓦が歪んでいました。
こちらは下り棟や隅棟と呼ばれる、屋根と屋根がぶつかる山になっている箇所です。
▶知っておきたいお住まいの各部位の名前

棟瓦は銅線と漆喰により固定されているのですが、一部銅線が切れたり緩んでいる所がありました。
銅線の切断が原因で棟の歪みが起こったようです。
また、長年メンテナンスを行っていない事から、漆喰も経年劣化していると考えられます。
▶傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

苔や瓦ズレ

苔や瓦のズレも見られました。

銅線が切れた事で瓦の固定も弱まってしまい、ズレてしまったようです。
また、本来雨水の侵入を防ぐ為の漆喰にも苔が生えており、瓦がズレた事で内部に雨水が侵入している事が分かります。

見た目が悪いだけでなく、放置すると雨水が内部に入り、室内の雨漏りにも繋がってしまいます。

瓦のひび割れ

ひび割れしている瓦も何枚かありました。

経年劣化により瓦の強度が下がってしまい、台風や強風の際に割れてしまったのでしょう。

ひび割れを放っておくと、地震や強風で割れた瓦が落下してしまう危険もある為、瓦の差し替えを行う必要があります。

雨樋の詰まり

雨樋には葉っぱや苔が詰まっている状態でした。

雨樋が詰まっていると、オーバーフローを起こす事があります。

オーバーフローとは雨樋の詰まりが原因で雨樋から水が溢れる状態。
詰まりや雨水の重みに耐えきれず、雨樋が歪んだり割れる事もある。

雨樋は屋根に降った雨水を適切に排水させる役割を持ちます。
しかし、雨樋に詰まりがあると雨水がこぼれ落ち、壁からの雨漏りや建物を汚す原因になります。

庭に生えている木などから葉っぱが落ちてくる場合は、落ち葉除けネットの設置もおススメです。
▶雨樋の詰まりの原因と清掃方法・対策をご紹介

コンクリート外壁の状態

こちらの住宅は鉄筋コンクリート造の為、コンクリート外壁に左官しごきをしてから、その上に塗装を行っている外壁です。

左官しごきとは下地のコンクリートは表面が完全に平らな面ではなく、少し凹凸がある。その為、塗装を行う前にモルタルなどで表面を整える工程を行う。
これを『左官しごき』と呼ぶ。

外壁の状態も点検していきます。

コンクリート壁の剥がれ

外壁の表面が剥がれている所がありました。

モルタルが剥がれている状態で、下地のコンクリートがむき出しになっています。
実はコンクリート自体には防水性がほとんどない為、このまま放置すれば剥がれた箇所からどんどん水が染み込んでしまい、内部の鉄筋も錆びる原因になります。

こちらは残った塗装面を一旦撤去し、モルタルを塗り直す補修をご提案します。

塗膜劣化・ひび割れ

15～20年程外壁塗装を行っていないそうで、外壁は塗膜の劣化で汚れが目立ちます。
また、クラック（ひび割れ）が起きている所も数か所ありました。

外壁の塗膜は建物の防水性を保つ役割があります。
しかし、経年劣化で防水性が下がってくると、汚れが付きやすく、水が内部に浸透する事でひび割れも起きやすくなる為、定期的に塗装メンテナンスを行う事が重要です。
▶屋根塗装・外壁塗装で屋根と外壁の防水性を回復させる

タイル外壁の状態

住居スペースの外壁はコンクリート壁でしたが、ガレージや玄関周りの外壁はタイルを使用していました。

タイル外壁の状態も点検していきます。

タイルの目地が詰められていない

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、外壁のタイルに目地が詰められていませんでした。

このような外壁のタイルには目地を詰めて水が中に入らないようにしている事がほとんどなのですが、タイル外壁の全てで目地が詰められていませんでした。

目地を入れない事で立体感が出るなどの利点もありますが、目地が詰まっていないと中に水が入り込みやすく、下地に浸透してひび割れや剥がれなどに繋がるなどのデメリットもあります。

タイルのひび割れ・剥がれ

外壁のタイルがひび割れたり、剥がれ落ちている箇所が多くありました。

躯体や下地にもよりますが、目地がない事もひび割れや剥がれの原因の一つになっていると考えられます。このまま放っておくと、地震や台風で落ちてくる可能性も高く非常に危険です。

タイルの白華現象

タイルから「つらら」のように白く垂れている『白華現象』が見られました。

白華現象とはコンクリートやタイルの成分が水分と合わさる事で表面に染み出る現象。主成分は炭酸カルシウム。
「エフロレッセンス」、つららのようになった物は「鼻垂れ」とも呼ばれる。

こちらの白華現象は、タイル外壁の内部に水が入った為に発生したと思われます。
目地を入れれば絶対に水が入らないというわけではありませんが、目地がないと水が溜まりやすい構造になり、やはりリスクは高くなります。

ご提案内容

今回調査を行うと、屋根や外壁において様々な問題箇所があり、後日以下の内容でご提案・お見積りを行いました。

提案内容洋瓦屋根
→棟取り直し・割れた瓦の差し替え・雨樋清掃
コンクリート外壁
→剥がれた箇所にモルタル補修・クラック補修・塗装工事
タイル外壁
→割れたタイルの差し替え・目地詰め

※別途内装リフォームのご提案も行っております。

鉄筋コンクリート造の建物は木造に比べて室内の雨漏りは起こりにくいですが、劣化しやすい箇所は木造とほとんど変わりません。
また、RC造の建物はひび割れなどから内部の鉄筋に水分が浸透すると、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートの剥がれにも繋がって大規模な工事が必要になる為、劣化箇所があればすぐに修理を行って雨漏りを防止する事が非常に重要です！

街の屋根やさん堺店では、住宅の現地調査はもちろん、マンションや工場・店舗など様々な建物の工事を承っております。
外壁のひび割れや塗膜の劣化など、少しでも気になる箇所があれば、お気軽に無料点検をご利用くださいね（＾o＾）
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