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耐震改修|堺市東区で土葺き瓦屋根から横暖ルーフへ葺き替え工事


堺市東区で耐震改修工事を行っております。
今回は1期の屋根葺き替え工事の様子をご紹介させていただきます。
現地調査の様子はこちら

土葺き瓦屋根を横暖ルーフへ葺き替えます!

屋根葺き替え工事 瓦屋根

まずは既存の土葺き瓦屋根を撤去します

土葺き瓦屋根は大量の葺き土を使う為、屋根の総重量が非常に重くなります。
しかし、今回軽い金属屋根に葺き替える事で屋根も軽くなり、建物への負担も少なくなります
瓦葺き替え メクリ 土葺き
瓦葺き替え メクリ作業
一枚ずつ瓦を剝がしていきます

手作業でひたすら瓦をめくって重ねていく作業ですが、非常に体力を消耗します
中断して続きはまた翌日…とはいかない工程ですので、淡々と手際良く進めていく必要があります
瓦を剝がすと、瓦を固定させる為の『葺き土』が見えてきます

Q.剝がした瓦はどうやって降ろすの?
 →A.中央の方に重ねて置いておき、最後にバケツリレー方式で降ろします。

Q.軒先や横端の瓦を残しているのはなぜ?
 →A.葺き土が落ちないように、軒先やケラバ(横端)の瓦は最後に撤去します。また、これらの瓦は釘止めされている為、注意して取り外す必要があります。
葺き土撤去作業 葺き替え工事
瓦を固定させる為の『葺き土』を土のう袋に詰めていきます

大量の土が屋根の上に乗っていたことが分かりますね
葺き土を使って瓦を固定する工法は『湿式工法』と呼ばれ、屋根が重くなり耐震性が低く
年数が経つと瓦が落下する危険もある為、現在はほとんど使用されていません
※現在、瓦屋根は『乾式工法』『ガイドライン工法』と言われる一枚ずつ瓦を釘で留める工法が使われています

撤去した瓦と葺き土の量は?

葺き土 瓦 撤去 トラック


撤去した瓦と葺き土はトラックに積み込みました

合計で2トントラック5台分の葺き土や瓦がありました
単純計算しても約10トン分の荷重が屋根に乗っていたと言えますね

トラックに積んだ葺き土や瓦を分別し、産業廃棄物として適正に処分させていただきます
葺き土 撤去後 葺き替え工事
『杉皮』や『桟木』などの下葺き材も撤去します

杉皮は今で言う防水紙の役割を担っていた物ですが、現在は高性能な防水シートがある為、使われなくなりました。
バラ板 瓦葺き替え 掃除
杉皮と桟木を撤去し、バラ板(野地板)の状態です

細かいホコリや土を綺麗に取り除いておかないと、湿気などが原因で下地が傷んでしまう為、清掃を行います
不陸調整 野地板張り 葺き替え工事
バラ板の表面に凹凸がある為、不陸調整を行った上、野地板を張っていきます

屋根の強度を上げる為、バラ板は撤去せずに新しい野地板を増張りします。
(大きく腐食している場合は補修・補強します)

バラ板に凹凸があると、上から張る野地板・防水シート・屋根材などがキレイに張れません
そこで、補強用の木材を使用し、下地がまっすぐになるように調整を行います。これを『不陸調整』と言います
野地板張り完了 屋根葺き替え


野地板が張り終わりました

野地板には耐震性・耐風性に優れた構造用合板を使います。
昔の住宅は通気性を持たせる為にバラ板を使用していましたが、現在は気密性を重視する為、このように合板を隙間なく敷き詰めます

不陸調整を行った事で、野地板が真っすぐ張れました
この上に防水シート(ルーフィング)を張っていきます

防水紙 ルーフィング 張る順番
アスファルトルーフィングを張りました

防水シートは名前の通り防水性があり、雨漏れを防ぐ為に欠かせない下地材です

軒先から棟方向の順端を重ねて張っていきます
頂上から張ってしまうと、水下側が水を受ける状態になり、中に雨水が入り込んでしまう場合があります

アスファルトルーフィングは弾力性がある防水シートで、固定させるタッカーを打ち込んだ僅かな穴も塞いでしまいます
谷樋 谷板金 取り付け 葺き替え工事
谷樋部分に取り付ける板金を『谷板金』と言います

谷樋は流れてくる雨水の量が多く、トタンなどの錆びやすい板金を使用するとすぐに錆びて穴が開いてしまいます。
今回は屋根材と同質のGL鋼板を使用しました
ケラバ 軒先 板金取付 唐草 葺き替え工事
軒先やケラバに付ける板金は『唐草』とも呼ばれます

唐草には水切りの役割があります。
これがないと、流れてきた雨水が屋根材を伝って軒裏などに回り、腐食や雨漏りの原因になります
横暖ルーフアルファS 葺き替え工事


今回はニチハの金属製屋根材『横暖ルーフαS』を使用しました

昔は金属屋根と言うと『室内が暑くなる』『雨音がうるさい』『錆びやすい』などのデメリットもありました
しかし、こちらの横暖ルーフは芯材に硬質ウレタンフォームを使用、表面にGLメッキ鋼板を使用している為、高い断熱性・遮音性・防錆性・耐久性を実現しました
横暖ルーフについて詳しくはこちら

屋根材も軒先→棟に向かって順番にビスで固定していきます
横暖ルーフαS 葺き替え工事


頂上まで屋根材を張り終わりました

ビスを打った所に防水効果のあるコーキング剤を打っておきました。

最後に棟板金を取り付けます
防水スポンジ 棟板金 貫板の下
棟部分に防水スポンジを付けていきます

防水スポンジはパッキンの役割を持ち、
棟板金の横から雨水が入り込むのを防ぎます
貫板 防水スポンジ 棟板金
その上に貫板を取り付けます

貫板は棟板金の下地となる部材です。
棟板金を取り付けるビスは貫板に打つ為、
棟板金のサイズに合わせて配置します
棟板金 ビス打ち方向 葺き替え工事
棟板金を取り付けました

万が一ビスが抜けても雨水が入り込みにくいように、ビスは横方向に打っておきます
屋根葺き替え 横暖ルーフ コーキング
最後に取り合い部など雨が入り込みそうな場所に、シリコンコーキングを打っておきました

同系色のコーキング剤を使用している為、目立たないようになっています
これで今回の屋根葺き替えは完了です
屋根葺き替え 雨樋 PC50

横暖ルーフの軒先に合った軒樋を取り付けました

半丸型の既存軒樋が劣化しており、交換が必要でした
また、従来の瓦屋根と葺き替えた横暖ルーフを比べると、軒先の雨水が落ちる位置が少し変わる為、既存の軒樋では流れてきた雨水を上手く受けられません

こちらの軒樋は前面が少し高くなっており、大雨時に大量の雨水が流れても溢れにくいようになっています

葺き替え工事完了

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葺き替え工事 工事前 瓦屋根
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葺き替え工事 横暖ルーフ 軽量化
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耐震工事 屋根葺き替え 屋根軽量化
horizontal
after1
屋根葺き替え工事 軽量化 耐震改修
耐震改修工事1期の屋根葺き替え工事が完了しました

土葺きの瓦屋根から軽量の横暖ルーフに葺き替えた事で、屋根の重量が1/3~1/4くらいに軽くなりました。
屋根が軽くなると、建物への負担も減り、耐震性能も向上します
耐震性が上がっただけでなく、断熱性・遮音性・防火性・耐久性も高くなり、快適に過ごせるようになります

屋根の軽量化は完了しましたが、まだまだ耐震改修工事は続きます
今後の工事の様子もご紹介させていただきますね

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