松原市で突風被害で掴み金物が外れた竪樋の復旧と割れて飛散したカラーベストの差し替え工事

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施工事例
松原市で突風被害で掴み金物が外れた竪樋の復旧と割れて飛散したカラーベストの差し替え工事

工事のきっかけ

松原市のK様より「台風で雨樋を固定している金具が外れてしまい、雨樋も外れかけている」とご相談いただきました。
調査にお伺いすると、竪樋（たてどい）の掴み金物が台風で外れたり抜けており、それにより竪樋もズレている状態でした。
K様邸の掴み金物は「でんでん」と呼ばれる釘タイプの物だった為、ビスで固定するタイプの掴み金物に交換し、掴み金物の個数も１つ増やすようにご提案しました。
また、屋根の調査を行うと、カラーベストの屋根材が１枚割れて飛散しており、屋根に残っていたカラーベストもひび割れが起きている状態でした。
現状では雨漏りは起きていませんが、屋根材が剥がれたままでは雨漏りリスクが高くなっている為、飛散したりひび割れている計３枚のカラーベストを差し替えることになりました。

松原市屋根補修工事,雨樋交換,火災保険,台風,雨樋工事,屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,雨樋交換,火災保険,台風,雨樋工事,屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)

施工期間: 1日

使用材料: 【竪樋復旧工事】掴み金物（ビスタイプ）、変成シリコン、縦継ぎ手
【カラーベスト差し替え】カラーベスト3枚、シリコンコーキング

築年数: 7年

工事費用: 145,000円

突風被害を受けた竪樋の復旧工事

突風により、竪樋を外壁に固定する為の「掴み金物」が抜けたり、竪樋が外れていました。
このままでは竪樋の排水が上手くいかないだけでなく、竪樋が割れて倒れてくる危険もあります。
竪樋を固定する掴み金物を一つ増やし、釘タイプからビスタイプに交換する事になりました。

高所作業車で作業を行います

２ｍ以上の高所で工事を行う場合、仮設足場や高所作業車などの足場の設置が義務付けられています。
今回の工事も竪樋や屋根などの高所作業が多い為、安全で確実な作業ができるように高所作業車を手配しました。
高所作業車や仮設足場を立てる場合は、工事費用とは別途費用をいただく為、分かりやすいようにお見積り書に明記させていただきます。
▶この見積もり大丈夫？屋根工事の見積もり項目徹底解説

竪樋をカット

外れた竪樋を復旧する為に、既存の竪樋を一度カットします。
カットした竪樋は掴み金物を取り付けてからジョイントで復旧させます。
ジョイントの長さが合う所に目印を付け、パイプ専用のカッターでカットします。

既存の掴み金物は釘が一体化になっている「でんでん」と呼ばれる物でした。
外壁のシーリング部分に釘が打ち込まれていましたが、シーリングが経年劣化で痩せてくると抜けやすくなってしまいます。
今回はビスで掴み金物を固定するタイプに交換し、掴み金物の数も１つ増やしてしっかり固定できるようにします。

既存の掴み金物を撤去すると釘穴が開いた状態になる為、釘穴にはコーキングを詰めておきます。
ちなみに、こういったサイディングパネルの外壁には定期的に外壁シーリング打ち替えが必要になりますが、その際掴み金物も仮撤去ができる為、シーリング打ち替えの邪魔になる事もありません。

シーリングが乾いたら、ビスで掴み金物を固定していきます。
ビスにはらせん状のひっかかりがある為、釘タイプよりも抜けにくくなります。

新しい掴み金物の取り付けが完了しました。

これで外れてしまった竪樋をしっかり固定できるようになりました！
ここに既存の竪樋を復旧していきます。

竪樋の復旧

カットした竪樋を復旧します。
竪樋には接合部に接着剤を付け、ジョイントを取り付けて接続させます。
ジョイントは「縦継ぎ手」などと呼ばれ、雨どいが部分的に破損した場合には、このジョイントで復旧する事ができます。

竪樋の復旧が完了！

竪樋の復旧が完了しました！
突風により掴み金物が抜け、竪樋もズレていましたが、ビスで固定する掴み金物に交換する事で、竪樋をしっかり外壁に固定できるようになりました。
竪樋の掴み金物が外れてしまうと、排水が上手くいかないだけでなく、竪樋が割れて倒れてしまう危険もあり、近隣住宅や通行人に当たってしまうかもしれません。
掴み金物が少しでも抜けていれば、早めに修理しておきましょう！

突風で飛散・ひび割れたカラーベストの差し替え

屋根のカラーベストは１枚飛散しており、飛散せず残ったカラーベストにもひび割れが見られました。
今の所雨漏りは起きていませんが、このままでは雨漏りリスクが高くなっている為、飛散したりひび割れたカラーベストを差し替えることになりました。

カラーベストの撤去

割れたカラーベストが屋根に残っている為、スレーターズリッパーやゼットソーで撤去します

飛散したカラーベストの破片が残っているのが見えます。
この破片は上から被さっているカラーベストの下で釘留めされている為、スレーターズリッパーやゼットソーなどを使って釘を抜きます。

スレーターズリッパーの頭はこのような形になっています。
頭の部分を釘に引っ掛け、釘を抜いていきます。
被せているスレートで隠れている釘も、これがあるおかげで簡単に抜く事ができます。

割れて半分しか残っていなかったカラーベストも、スレーターズネイルソーで釘を切って撤去しました。
下地に張っている防水紙も見える状態になっていますね。
この状態では雨漏りのリスクが高い為、新しいカラーベストに差し替えていきます。

新しいカラーベストに差し替え

新しいカラーベストに差し替える部分に、接着剤となるコーキングを打設します。

コーキングは内部に入った雨水がスムーズに流れていくよう、縦方向に打設していきます。
横方向に打ってしまうと、雨水が滞留して雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
▶屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

新しいカラーベストを差し込み、当て木で適切な位置に調整しました。
接着剤のコーキングが乾いたら、作業完了となります。
合計３枚のカラーベストを差し替えました。

カラーベストの差し替え工事が完了しました！

突風被害を受けたカラーベストの差し替え工事が完了しました！
差し替えたカラーベストは、周りに比べると色が濃くツヤもありますよね。
カラーベストやコロニアルなどのスレート屋根材は、徐々に色褪せが進み防水性もなくなってくる為、１０年程度で塗り替え工事が必要になります。
経年劣化したスレートは割れやすくなったり、雨漏りに繋がる為、スレートには必要なメンテナンスです。
こちらの住宅は築７年ですので、そろそろ屋根塗装メンテナンスの時期が近づいてきていますね。

▶季節別・築年数別知っておくべき住まいのメンテナンスサイクル完全版

工事内容