河内長野市にて突風で破損した雨樋と波板修理の施工事例｜工事内容と施工費用をご紹介

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河内長野市にて突風で破損した雨樋と波板修理の施工事例｜工事内容と施工費用をご紹介

工事のきっかけ

河内長野市のM様より「雨樋と1階テラスの波板が突風で破損しました。部分補修か全面補修か相談したいので、点検と見積りをお願いします。」とご連絡をいただきました。

突風によって軒樋と竪樋を繋ぐパーツであるエルボが外れ、そこから雨水が漏れ出ている状態でした。
幸い割れたり破損はしておらず、再度エルボを繫ぐことで復旧が可能でした。
軒樋にはゴミが詰まってオーバーフローが起こっていたため、清掃して排水機能を復活させました。
割れていた1階テラスの波板は全面張り替えし、千切れていた排水チェーンも交換を行いました。

雨樋は不具合が起こると、外壁の汚れや建物の劣化や雨漏りなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
今回工事を行って安心してお過ごしいただけるようになり、M様にはとてもお喜びいただけました。

河内長野市雨樋工事,波板工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 雨樋工事,波板工事

施工期間: 1日

使用材料: ポリカーボネート製波板（ブロンズクリア）、排水チェーン、ビス、コーキング

施工内容その他: 高所作業車

築年数: 29年

工事費用: 157,000円

突風被害を受けて雨樋と波板が破損した住宅

エルボの破断

軒樋（のきどい）と竪樋（たてどい）を繋ぐ「エルボ」というパーツが破断しています。
排水経路が途中で途切れることになるため、破断した箇所から雨水が地面に落ちて飛び散る状態です。

エルボとは？

雨樋の排水路を曲げるためのパーツです。
雨樋は屋根から地面まで雨水を運ぶために真っすぐな部分だけではなく、方向を変える必要があります。
エルボは90度や45度などの角度で曲がりを作るために使用されます。

軒樋のコーナー部分から雨水が溢れ落ちる

軒樋のコーナー部分から雨水が溢れ落ちる箇所がありました。
軒樋が逆勾配になっているか、落ち葉などによって詰まっていることが原因だと考えられます。
逆勾配とは軒樋が正しい傾斜になっておらず、水がスムーズに排水されない状態です。
また、枯れ葉やゴミが詰まると排水が妨げられるオーバーフローが起こってしまいます。
▶雨樋の詰まりについて

波板の破損したテラス

1階テラスの波板が破損しています。
突風を受けて波板を固定するフックが外れ飛び、波板が捲れ上がっている状態です。
テラスは洗濯物を干すために使用されているとのことで、割れた波板から雨が入り込むと不便ですね。
快適に使用していただけるように張り替えをご提案します。

テラス屋根から地上へ雨水を排水するためのチェーンが途中で千切れていました。
排水チェーンは竪樋と同じ役割を持っているため、千切れると竪樋が無くなることと同じ状態です。
雨天時に雨水が地面へ落ちて飛び散るため、新しく交換した方が良いでしょう。

工事のご提案

各不具合箇所の状態をお客様にご説明して工事のご提案をさせていただき、工事を行うことになりました。

提案内容
・エルボの補修
・軒樋コーナー部の勾配調整・清掃
・テラス波板の張り替え
・排水チェーンの取り替え

突風で破損した雨樋と波板の修理

高所作業車の手配

今回は高所作業車を使用して、雨樋の再点検・補修を行います。
作業員はバケットに乗り込み、安全帯を装着して慎重に作業を進めていきます。

破断したエルボの補修

現地調査では地上からの目視点検だったため、エルボや周辺の部材の状態を間近でしっかりと点検します。
点検の結果、割れや欠けといった破損はなく、再利用できる状態でした。
雨水の落ち口とエルボを、ビスとコーキングでしっかりと接着し直して排水経路が復活しました。
今回は接合部が外れているだけだったため部材の再利用が可能性でしたが、破損がある場合は交換が必要になります。

軒樋から雨水が溢れる原因は詰まりでした

軒樋にゴミや泥が溜まっていました。
そのため詰まりが発生し、オーバーフローが起きてしまったようです。

オーバーフローとは雨水が十分に流れずに軒樋から溢れ出る現象のことです。
通常、雨水は樋を通って地面に排水されますが、雨樋が詰まったり、大雨が続いたりすると水が溢れ出すことがあります。

軒樋に溜まったゴミ・泥を取り除き、綺麗に清掃を行いました。
詰まりが解消され、適切に排水されるようになりました。
ゴミ・泥が溜まった状態を放っておくと、軒樋に重みがかかって歪みや外れなど被害が大きくなる場合もあります。
▶雨樋掃除は業者に頼める？雨樋詰まり対策と清掃方法もご紹介

軒樋の勾配に不良がないかもしっかり点検を行いましたが、勾配不良はありませんでした。
もし勾配不良がオーバーフローの原因になっている場合は、軒樋の取り付け直し工事を行う事で正しい勾配に戻す事ができます。

波板の張り替え

1階テラスの破損した波板を全面張り替えました。
ブロンズクリアカラーの波板を使用し、住宅の外観ともマッチしてとても綺麗になりました。

排水チェーン（鎖樋）の交換

途中で千切れていた排水チェーン（鎖樋）の交換も行いました。
千切れたチェーンでは誘導されてきた雨水がバシャバシャ落ちてしまいますが、地面まで続くチェーンは静かに雨水を誘導してくれます。
【参考】堺市東区にて鎖樋を交換した現場

全ての工事が完了しました

雨樋は屋根に降った雨水を効率的に地面へ排水する役割を持ち、住宅の外壁や基礎を水害から守る重要な部位です。
詰まりや破損があると雨水が溢れ、外壁の汚れや建物の劣化、雨漏りを引き起こす可能性があります。
定期的な点検や清掃、必要に応じたメンテナンスを行うことで雨樋の機能を維持し、住宅全体の寿命を延ばすことができます。
特に落ち葉やゴミが溜まりやすい秋冬の時期は重点的にメンテナンスを行いましょう！

工事内容