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堺市北区で所有店舗に雨漏りが発生｜コーキングの重ね塗りで折板屋根に雨水が滞留

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市北区で、所有物件の店舗に雨漏りしているとご相談を頂き、点検を行った様子をご紹介します。
当店ではお住まいの住宅以外の店舗や倉庫などに関するご相談も承っております。
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雨漏り箇所の点検をしていきます

天井のジプトーンに雨漏りの染み

どこに雨漏りしているのか室内の天井を確認すると、「ジプトーン」と呼ばれる化粧石膏ボードの貼り合わせ部分を中心に雨染みがありました。

ジプトーン店舗、事務所、商業施設など様々な建物で使われるポピュラーな天井板。下地に釘やビスを使って貼りつけるだけで目地や壁紙の仕上げが不必要なので、メンテナンスが簡単。
改修が必要な時も天井裏が見やすいというメリットがあります。

ジプトーンをめくった屋根裏の状況

ジプトーンをめくるとすぐ上が屋根裏になっており、断熱材が敷かれていました。
その上には屋根材があります。

黒い点状の物は小動物の糞です。
以前建物内部にイタチが入り込んだ事があり駆除対策とジプトーンの補強を行ったそうですが、糞があるという事はまだイタチがいるのかもしれません。
イタチなどの小動物は小さな隙間があれば侵入できてしまいます。
その頃から雨漏り被害があったとの事なので、その隙間から雨漏りしている可能性もありますね。
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イタチの駆除対策を行った際に、雨漏り対策として屋根材の一部にアルミブチルテープが貼られていました。
アルミブチルテープはトタン屋根などの屋根材の防水補修に用いられます。
長期耐久性、柔軟性に優れているためコーナー部分にも貼りやすく馴染みやすい特徴があります。

屋根に上がって点検を行います

こちらの建物の屋根はトタン製の折板屋根（せっぱんやね）でした。折板屋根は金属板を折り曲げてできているため丈夫で、駐輪場や倉庫などの身近な屋根に用いられています。
屋根の勾配が緩やかなため、雨水やゴミが屋根に乗ったままだと錆びやすいです。
金属製屋根は錆びが大敵なので、錆びさせないためには塗装メンテナンスがとても大切です。
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折板屋根の状況

折板屋根の隙間がコーキングで塞がれている

イタチの駆除を行った際、屋根の隙間を塞ぐために3種類程の種類の違うコーキング剤を重ね塗りしていました。

コーキングが劣化してきて、端がめくれてきている部分があります。

ボルトの小さな隙間を塞ぐためにもコーキングが打たれていました。
ほんの小さな隙間も逃さないように、あらゆる隙間が塞がれていました。
そのため雨水の逃げ道がなくなって、雨水が屋根に滞留した事が雨漏りの原因になったと見られます。
隙間があると、そこから雨水が入り込んでしまうのでは？塞いだ方が安心！と思いがちですが、雨水を排水する隙間は必要な隙間です。
隙間をなくしてしまうと逆に雨漏りを誘発する事になってしまいます！
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錆の発生

錆びが発生していました。
折板屋根は波型にする事で、水はけが良い仕組みになっています。しかし、コーキングで塞がれた事によって常に雨水が溜まり、徐々に塗装が劣化し錆が発生したと考えられます。
錆びを放置すると劣化が加速して、錆び部分に穴が開いて雨漏りの原因になってしまいます。
そうなると塗装して補修する事はできないので、劣化が見られたら早めに塗装メンテナンスを行いましょう！
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外壁の状況

外壁に藻が発生していました。
モルタル壁など外壁面に凹凸やザラつきがあると、水と汚れが溜まるため、藻・苔・カビが繁殖しやすくなります。苔・藻・カビが発生しているという事は、そこに水分が含まれているという事です。
水分がある状態は外壁を劣化させていく事になるため、放置せずメンテナンスが必要です！
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