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堺市北区にて木製破風が剥がれて破損｜破風や鼻隠しの工事も当店にお任せ下さい！

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市北区にて破風板（はふいた）が剥がれた住宅の現地調査の様子をご紹介します。
剥がれた箇所に電線が取り付けられており、ぶら下がった状態になっていました。
電線がぶら下がったままでは断線や接触不良を起こしてしまう可能性もあります。
ぶら下がった破風が落下する危険もあるため、早速現地調査に伺いました。
住宅のお困り事のご相談は当店までご連絡ください。
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屋根の破風が剥がれたとご相談

建物詳細　木造2階建て住宅
築年数　　19年
相談内容
屋根の破風（はふ）が剥がれて電線がぶら下がっています。
点検、修理をお願いしたいです。

破風（はふ）とは

『破風』とは「風を破る」と書いて「はふ」と読みます。
屋根の端部に取り付けられる板材で、吹き上げる突風や雨の浸入から屋根を守る重要な部分です。
破風板の耐久性は資材や環境にもよりますが、一般的に約20～30年程度です。

破風板の役割

●屋根の耐風性向上⇒吹き上げて来る風を切って分散させる。
●屋根の防水性向上⇒屋根と外壁の接合部分を保護し、風雨が内部に侵入することを防ぐ。
●美観性の向上⇒屋根の端を隠し、建物の外観を整える役割を果たす。
●防火性の向上⇒厚みのある木材など、燃えにくい資材を使用することで防火性を高める。

屋根の端部には破風と同じ役割と持つ「鼻隠し」という部位もあります。
破風には雨樋が設けられていませんが、鼻隠しには設けられています。
破風は直接紫外線や風雨が当たることで劣化しやすいですが、鼻隠しは雨樋に隠れてある程度直射日光を防げ、ダイレクトに風雨が当たることも少ないという特徴があります。
▶破風板・鼻隠し・ケラバの役割と修理・補修方法

剥がれた破風板

ベランダから状態を確認すると木製破風板の一部が剥がれ、板と電線（電気やインターネットなどの引き込み線）がぶら下がっていました。

剥がれた板の裏側を見ると、板を固定していたビスが短いように思われました。
破風板を固定する時は破風板の厚みや、取り付ける下地の材質や厚みを考慮して最適な長さのビスを選びます。
今回の場合はビスが短く、下地への固定力がやや不足していたようです。
そこへ引き込み線から引っ張られる力が加わり、破風板が剥がれてしまったと考えられます。

破風板が剥がれた箇所の下地木材がむき出しになっています。
ここから雨水が浸入し、屋根裏や建物内部にまで浸透して木材の腐食や雨漏りを引き起こす可能性があります。
また、隙間から鳥や小動物が入って住み着くとダニや病原菌を持ち込んだり、建物の耐久性に影響を与える場合もあります。
▶屋根に作られる鳥の巣対策！撤去は可能？

工事のご提案

現地調査の結果、今回は「既存の破風板を再利用して補修」「新しい破風板の取り付け」と、2パターンの工事のご提案を行いました。

提案内容①
・破風板の取り付け（再利用）
・下地木材の補修
・電気類引き込み線の脱着
・コーキング補修

提案内容②
・既存破風板撤去
・下地木材の補修
・新しい破風板の取り付け
・電気類引き込み線の脱着
・コーキング補修

剥がれた破風板の修理を行うためには一旦引き込み線と支持金具を外し、破風板の修理後に再度取り付ける必要があります。
電気配線関係の作業は電気工事士が行うのでご安心下さいね。

木造破風の保護には板金巻きもおすすめです

木製破風の耐久性を向上させるためには『板金巻き』という方法もおすすめです。
木製破風は自然な風合いが魅力ですが、風雨や紫外線の影響で劣化しやすいという弱点があります。
そこで、木製破風を板金で覆う板金巻きという施工方法もおすすめです。
ガルバリウム鋼板などの板金を使用する板金巻きは破風板を交換するよりもコストを抑えられ、耐用年数も延ばすことができます。
木製破風のメンテナンスをお考えなら、ぜひ当店までお気軽にご相談下さいね。