堺市堺区のS様より「オフィスビル兼自宅のベランダの軒天が剥がれかけ、雨が落ちて来るので点検して欲しい」とご連絡をいただきました。

点検を行ったところ、4階ベランダの庇（ひさし）の軒天が剥がれて雨漏りが発生していました。
築33年のこのビルでは、他の階の軒天やベランダにも剥がれや劣化が見られました。
軒天の剥がれは経年劣化やビス・釘の緩みに加え、雨水が内部に浸入して木材や下地が腐食していました。
下地の腐食は建物の耐久性を低下させてしまうため、補修が必要です。

複数あるベランダの防水層も劣化して防水機能が低下しているため、階下の軒天への影響や雨漏りが懸念されました。
ベランダ手摺の鉄部は錆びて塗装が剥がれて保護機能が低下しており、メンテナンスが必要な状態でした。
また、ベランダ外壁には欠けている箇所が複数ある事をS様は気にされていました。
建物の外壁には耐久性に優れた「アスロック」という押出成型セメント板が使用されていますが、築年数の経過により色褪せや汚れが見られました。

調査の結果、軒天補修、ベランダ防水、外壁塗装、鉄部塗装、コーキング補修、仮設足場の設置を提案し、工事の依頼をいただきました。