【堺市北区】雨漏りを繰り返す天窓にカバー工事で根本解決！気になる施工費用もご紹介

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【堺市北区】雨漏りを繰り返す天窓にカバー工事で根本解決！気になる施工費用もご紹介

工事のきっかけ

堺市北区のお客様より「3階の天窓から雨漏りが続いており、他業者には足場がないと対応できないと言われて困っている」とのご相談をいただきました。
調査の結果、天窓まわりのパッキン劣化、ビスの緩み、コーキング不良、屋根勾配による雨水の滞留など、複数の原因が判明しました。

お客様は「雨漏りが心配なので、もう天窓を塞いでもいい」とご希望されていたため、今回は板金で天窓を覆うカバー工事をご提案し、工事のご依頼をいただき施工しました。
高所作業車を使用して、コーキング処理・アスファルトフェルト施工・下地木材設置・アスファルトルーフィング貼り・立平葺きによるカバーという工程で、何重もの防水施工を実施しました。

見た目も自然に、既存の立平葺きの屋根と馴染むように仕上げました。
今後の雨漏りの不安がなくなったことで、お客様にはとてもご安心いただけました。

堺市北区雨漏り修理,天窓工事,3階建て,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 雨漏り修理,天窓工事,3階建て,屋根材(金属)

施工期間: 1日

使用材料: GL鋼板、アスファルトルーフィング、アスファルトフェルト、構造用合板、シリコンコーキング、ビス

施工内容その他: 高所作業車

築年数: 20年

工事費用: 176,000円

3階の天窓から雨漏りして困っているとご相談

堺市北区のお客様より「天窓から室内に雨漏りしていて、他の業者からは足場がないと調査できないと言われ困っています」とのご相談をいただきました。

天窓があるのは子供部屋で、天窓周りのクロスには雨染みができ、一部めくれている箇所がありました。
タオルをかけて応急処置をされていますが、完全に水滴が落ちてくるのを防ぐことはできません。
雨が降ると水滴がちょうど勉強机の位置に落ちてきてしまい、とてもストレスに思われているとのことで早速調査を行いました。
すると、雨漏りとなり得る原因が複数確認されました。

ガラス周囲のパッキンが経年劣化して硬化・亀裂が発生
パッキンは本来、雨水をシャットアウトするための重要な部材です。
紫外線や風雨によって劣化してくると、徐々に硬化やひび割れが起こります。

天窓を固定しているビスの浮き・緩み
ビスが緩んでいると天窓本体が動きやすくなり、わずかな隙間が生じます。
その隙間から雨水が入り込みやすくなり、雨漏りの原因となります。

天窓周囲のコーキングの充填が不十分
コーキングは防水性を確保する上で、とても重要な処理です。
コーキングの充填が不十分だったり行われていなかった場合、雨水が直接建材の隙間から入り込み、建物内部への被害が進行するリスクが高まります。

屋根の勾配が緩く、天窓上部に雨水が溜まりやすい構造になっている
勾配が緩い屋根は雨水がスムーズに流れにくく、特に天窓上部に水が滞留しやすくなります。
雨水が滞留している状態が続くと長時間水分が接することになり、天窓や周辺の建材の劣化を早めてしまう要因になります。
▶屋根リフォームの際に注意したい屋根勾配のお話

ご提案した工事内容

お客様は「雨漏りの不安が大きいので、天窓を塞いでしまってもいい」とお考えでした。
そこで、天窓に板金を被せて塞いでしまう天窓カバー工事をご提案しました。
カバー工事を行えば防水性を長期間維持でき、今後の不安も軽減されます。
お客様にもご説明し「それなら安心できます」とご納得いただきました。
▶天窓の雨漏りはどうしたら？修理か交換か？事例を紹介

雨漏りを繰り返す天窓のカバー工事

高所作業車を使用して施工します

今回の住宅は3階建てで、はしごだけでは安全な作業が難しい状況でした。
そのため、高所作業車を手配しました。
高所作業車とは作業員が乗った作業台を上下・前後に動かし、高い場所での作業を安全に行える専用車両です。
高所作業車を使用することで、安全性を確保しながら効率良く作業を進めることができます。

コーキング打設で一次防水ガラス周りにコーキング打設

天窓ガラスの下部やパッキン部分は経年劣化や施工時の隙間などによって小さな水の通り道ができやすく、そこから雨水が浸入することがあります。
そのため、この部分にコーキングを充填して一次的な防水処理をしました。
この工程を行うことで、雨水が天窓内部に入り込むリスクを低減できます。
この後のカバー工事が完成した後で、万が一雨水が内部に廻り込んだ場合に備えて室内への浸水を防ぐ二重の保険として機能します。

アスファルトフェルトをガラス面に貼付

ガラス面にアスファルトフェルトを貼り付けました。

アスファルトフェルト古紙などを原料としたフェルトにアスファルトを染み込ませたもので防水・防湿効果があります。
主に木造建築の屋根や外壁の下地材として使用されます。

天窓にカバーを取り付けた後、内部の下地木材が室内から見えてしまうため、まずこのアスファルトフェルトを施工して視覚的な仕上がりも良くしつつ、防水性能を強化することができます。

下地木材を設置

次に、天窓部分に構造用合板を使用して下地を作りました。
カバー工事はただ金属板をかぶせるだけではなく、しっかりと固定できる基盤を作らなければ長持ちしません。
この下地木材は上から取り付ける防水紙や鋼板を確実に支える役割があり、雨や風にさらされる屋根の上での耐久性を左右する重要な工程です。
コーキング材やビスを使用して、しっかり留め付けました。

アスファルトルーフィング張り

下地木材の上にアスファルトルーフィング（防水紙）を重ねて張ります。
アスファルトルーフィングとは屋根全体の二次防水に欠かせない素材で、主成分のアスファルトを染み込ませた防水紙です。
ルーフィングを施工することで、万が一隙間から雨水が浸入した場合でも下地まで水が届かず、室内への雨漏りを防ぐことができます。
▶雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性

GL鋼板で天窓をカバーします

最後に、GL鋼板（ガルバリウム鋼板）を天窓全体に被せます。
今回は立平葺き屋根と同じ立平板金で施工しました。
立平葺きは雨水をスムーズに流す構造になっており、今回のように雨水が溜まりやすい天窓部分のカバーには最適な工法です。
周囲の屋根材と一体化させることで、見た目も自然に仕上がりました。
▶防水性に優れた立平葺き

天窓カバー工事が完了しました

雨漏りを繰り返していた天窓のカバー工事が完了しました。
将来的なメンテナンス性も考慮して雨水が確実に流れるように施工しているため、今後の大雨でも安心できる状態に仕上げています。
お客様には「これで安心して大雨の日も過ごせます」とご安心いただけました。

天窓の点検・メンテナンスは当店にお任せください

天窓からの雨漏りは放っておくと室内の天井や壁を傷め、結果的に大きな修繕費用がかかってしまう場合もあります。
築年数の経過した住宅や構造上雨水が溜まりやすい場所に設置された天窓では、定期的な点検と早めの対応がとても大切です。
再発しないために最適な工事のご提案をいたしますので「天窓からの雨漏りしている？」と少しでも不安に感じた方は、ぜひお気軽にお問合せください。
街の屋根やさん堺店では、現地調査・ご相談・お見積もりまで無料で承っております。