もう嫌だっ!!外壁や屋根をコケから守るために必要な事はコレ!

季節の変化と共に、ふと庭や溝、外壁などに目を向けた時に、【コケ】が繁殖いている事が多くありませんか

こんな所に【コケ】が生えていたっけ???って思われる事もちらほら・・・
近年では、
癒し空間
と題して『苔玉』や『苔寺ツアー』など人気がありますよね





しかし・・・おなじコケでも『
住まい』の外壁や屋根に生えるコケは『住まい』の劣化や腐食、

人体にも悪影響を与えたりしてしまいます





今回のコラムでは、【コケ】の繁殖の仕方や【コケ】が生えやすい環境、予防策など・・・
【コケ】についてご説明をさせて頂きます

?【コケ】の繁殖の仕方

コケはカビと同じで”胞子”を飛ばして繁殖していきます。
どんな場所にでも根を下ろす事が出来るのです

よく石の上にコケが生えているのを見た事があると思います。
コケにとっては、足元が”柔らかいとか硬いなどは”無関係”なのです

コケの仲間には雄株と雌株があり、胞子がこぼれ地面に落ちたり壁にくっつくと胞子が芽を出して、新しいコケの誕生となります

コケの着床した所に”十分な湿度””栄養”があれば爆発的に繁殖していきます





?コケが発生しやすい時期はいつ??
発生時期 | 詳細 |
春から初夏に胞子をまく種類 | 【コケの種類】➡ タマゴケ,ヒョウタンゴケ こちらのコケは、12月に伸び始めて➙春には蒴柄が伸び➙5月頃に”胞子嚢”が成熟します! |
秋から初春にかけて胞子をまく種類 | 【コケの種類】➡ コスギゴケ(スギゴケの仲間) こちらのコケは、10月にコケが成熟します! その後、11月~12月に”胞子”がまかれ始めて➙2月~3月位まで胞子をまきます! |
?【コケ】があると何がいけないのでしょうか??
影響 | 詳細 |
建物への影響は・・ | 【コケ】【カビ】【藻】が発生していると劣化が進み、変色などの原因になります。 【コケ】が生えた所が劣化し、湿気を多く含みます。 湿気を含んだ影響で更に”劣化が進行し”、”腐食”の原因にもなります。 【コケ】の存在自体は小さなものではありますが、建物に対して、ダメージを与え続ける迷惑なもの・・・ 早めの除去をしましょう!! |
人体への影響は・・ | 【コケ】は”カビ”などを発生させてしまう原因にもなります。 カビが原因で発生してしまう【アレルギー性鼻炎】などが挙げられます。 コケの中には【銅ゴケ】と言われる”毒性が強い”コケもありますので、注意して行きましょう!! 銅ゴケは銅イオンを含む地質に繁殖する為、多くは神社の銅像やその近くなどに繁殖します。 |
?コケが生えやすい環境ってあるの?


・風通しが良くない
・屋根の影がある
・外壁材や塗膜の劣化などがある
・風通しがあまり良くない
・近隣でコケが生えている外壁がある
・緑が豊富な場所が多い
・湿度が高い
・凹凸が大きく胞子などが付着しやすい外壁面
コケによっては、日光が良く当たる所で発生するコケや、薄暗い所で発生するコケとタイプは様々です!
目に見えていなくても胞子は飛んでいる可能性があるので、避ける事ができません





最近の家は壁内部に断熱材を敷き詰め、室内にはエアコンが完備しています。
【室内】と【室外】で温度差が大きく結露が出来やすい状態にあり、結露が頻繁に起これば湿度が高まり、コケの生えやすい環境が整ってしますのです





?【コケ】・外壁編

『どんな外壁にコケが発生しやすいのでしょうか
』

物の割れ目や石垣、また、植物の幹や葉にまで【コケ】の胞子は付着します

外壁でも凹凸が大きいと【コケ】が繁殖する為に必要な水と養分(汚れなど)が溜まりやすく、繁殖しやすいのです



どんな外壁に【コケ】が繁殖しやすいのかを見て行きましょう



★コケが付着しやすい外壁 | 詳細 |
・モルタル壁 ・コンクリート壁 ・窯業系サイディングボード (ボコボコが多い物) | 外壁面にザラツキがありボコボコしているものは、そこに水と養分(汚れ)が溜まりやすく、コケの繁殖には好都合の場所となってしまいます。 |
★コケが付着しにくい外壁 | |
・タイル仕上げ ・金属系サイディングボード | 外壁面が平らなものが多く、水ハケが良いので【コケ】の発生に必要な水分を少なく出来る外壁材になります。 |
?コケを生えにくくする為の予防策は??
完全に【コケ】をシャットアウトする事は不可能ですが・・・生えにくくする方法はあります

★外壁周辺に物を置いたり植物を植えたりせずに、なるべく風通しを良くすること!
★外壁を定期的にチェックし【コケ】が生えていたら、こまめに除去!
最近は、【コケ】を生えにくくする薬剤の販売もされていますので、利用するのも有効です



?塗装効果を上げる洗浄の種類
【コケ】がある場合の外壁・屋根塗装には〖バイオ洗浄〗がオススメです



『塗装効果を上げる外壁洗浄の種類』には・・・『高圧洗浄』と『バイオ洗浄』があります

※汚れの程度や種類によっては〖高圧洗浄〗で十分な場合もあります
『高圧洗浄』とは・・・水を高圧で噴射する事で汚れを落とす方法
『バイオ洗浄』とは・・・薬品を使いコケやカビなどをシッカリと死滅させて汚れを落とす方法
※バイオ洗剤は植物成分を主原料としており洗浄効果に加えて、高い安全性を売りにしています。
ミカンやレモンの皮に抗菌・殺菌作用がある事を耳にした事がありませんか??

上記の作用の”強化版”の様なものになります!
定められた用途で使用する分には、”人体””環境”への影響は少なくて、”安全”とお考え頂いて良い
かと思います

※食品を取り扱っている、庭で植物を育てている、動物を飼育している場合は、安全性の確認をして
おいた方が確実です!

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・河川沿いや田んぼなど湿気が多い地域
・北側がジメジメしており、コケ・カビの発生が著しい ➡ バイオ洗浄をオススメします!
・外装・屋根表面に凹凸が多い
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・コケ、カビなどの発生頻度が軽い
➡ 高圧洗浄で十分です!
・汚れが酷い排ガス、サビが原因
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どちらを選択するのかは、業者の詳しい説明を受けてからシッカリ話し合いましょう



?【コケ】・屋根編


次は、コケ・屋根編をご紹介させて頂きます

屋根の劣化!その原因は【コケ??】・・・



屋根は、雨
・風
・紫外線
から住まいを守ってくれる大切な役割を担っています




日々、風雨や紫外線にさらされている屋根は年数が経過すると【色あせ】などの劣化だけではなく、部分的に【コケ】が生えてしまう事がよく見受けられます





特に、日が当たらない部分には【コケ】が生えやすく、その【コケ】には多くの水分を含んでいます

【コケ】の胞子が屋根に付着し、湿気の多い部分から繁殖を始め、ジワジワと【コケ】の繁殖範囲が広がっていくのです



また、屋根の形状によっても【コケ】の繁殖度合は変わっていきます

屋根の表面に凹凸があれば、水分が蓄積しやすく【コケ】が発生しやすい環境になります

?【コケ】が屋根の変色を早めるの??

屋根の変色する原因は、主に【経年劣化】が原因ですが・・
【コケ】を取り除いた部分も高い確率で変色しています。
【コケ】は水分を多く含む為、屋根の表面・塗膜の劣化が進行する事が主な原因です。
変色が見受けられる屋根の塗膜は、”防水性”の低下により本来の屋根の機能にも”悪い影響”を与えてしまうのです

この様な場合は、〖屋根の塗装〗や〖葺き替え工事〗が必要になってしまいます

?コケ・カビが生えた場合の予防,対処法は??

コケやカビの発生があっても、すぐに問題が起こるわけではありません

コケやカビの箇所は、雨水を吸収し常に湿気を含んだ状態になってしまい、屋根の下や屋根裏に影響を及ぼし劣化が進行していきます



また、紫外線の影響で屋根の反り返りがおきやすくなります

〖予防〗には、やはり〖定期点検〗をオススメします!
住まいの屋根に【コケ】【カビ】の発生が起こりやすい所であれば、〖高圧洗浄〗を行い屋根の掃除を行いましょう☝

〖対処法〗は、〖屋根の塗装〗をオススメします!
屋根塗装の目安となる時期は10年と言われています。
あくまで目安です!
使用する塗料も〖防カビ性能が高い機能性の塗料〗を使用し、【コケ】や【カビ】の発生を抑える様にしましょう

『屋根塗装が必要な劣化サインは?』
・屋根に変色箇所がある
・屋根にコケ,カビなどが生えている
・屋根に破損箇所が見られる
・屋根が反ってきている


屋根の種類によっては対処法も異なってはきますが、やはり、定期的に【コケ】の有無をチェックして、
早い段階で【コケ】を取り除く事が大切です



一度、劣化してしまうと元には戻す事が出来なくなるのです





〖屋根の塗装〗や〖メンテナンス〗は出来るだけ早いタイミングで、住まいにもお財布にも優しく。




