上裏（あげうら）とは、ベランダやバルコニー、庇など、建物から突き出た部分の裏側で、下から見上げたときに見える天井部分のことを指します。
軒裏や軒天とほぼ同義で使われますが、軒裏（軒天）は軒先に突き出た屋根の裏側を指すのに対し、上裏はベランダやバルコニーの裏側を指すことが多いです。
上裏の不具合は、上部のベランダやバルコニーに原因があることが考えられます。
【参考】
-軒天の雨染みや剥がれの修理方法を事例付きで紹介
-ベランダ・バルコニーで起こる雨漏りの原因と補修方法を解説

漏水被害により、上裏が割れて隙間もできている状態です。
このような隙間ができていると、鳥獣類が入り込んで糞やダニ、病原菌などの二次被害を受けることも少なくありません。
お住まいにできた隙間は放置せず、早急に修理することをおススメします。
【参考】軒天が傷んで鳥の巣が？！巣立て小鳥たち！

上裏にはブチルテープを貼って落下や漏水の応急処置をしています。
しかし、これはあくまでも一時的な対策であるため、漏水の根本的な原因を解消しなければいけません。
漏水の原因を特定するべく、上部のベランダを点検します。

ベランダの床面には苔や汚れが付着しており、防水性が低下して水はけが悪くなっていると分かります。
床面に使用されているモルタルには防水性がないため、防水工事を行って雨水の侵入を防いでいます。

現状ではベランダ防水が劣化し、水が染み込みやすくなってひび割れも起きているため、防水工事を行う必要があります。
【参考】ベランダ・バルコニー・陸屋根に防水工事！種類を比較

堺市北区で上裏の現地調査が完了しました。
上裏には割れや膨らみなどの漏水被害を受けており、上部のベランダ防水の劣化が漏水の原因である可能性が高いと見られます。
解決策として、まず上裏を剥がしてベランダからの漏水経路を確認した上、ベランダ防水工事と上裏の張り替えをご提案しました。

提案内容

・上裏を撤去して漏水経路の確認
・ベランダ防水工事
・上裏の復旧（必要に応じて下地補修）

お客様には後日お見積り書を提出させていただきました。

上裏の劣化やトラブルは、見た目が悪くなるだけでなく、建物の構造自体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
修理を行うには、まず専門業者による原因の特定が大切です。
当店では豊富な経験と専門知識を持っておりますので、お住まいのトラブルはぜひ当店までご相談ください。
まずはお気軽に無料点検をご利用くださいね。
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