大阪市東住吉区にて2階軒天が一部落下｜モルタル仕上げの軒天が落下する原因として考えられることは？

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大阪市東住吉区にて2階軒天が一部落下｜モルタル仕上げの軒天が落下する原因として考えられることは？

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は大阪市東住吉区にて2階モルタル仕上げの軒天が一部落下した住宅の現地調査の様子をご紹介します。
モルタルは重量があり、2階の高さから落下すると大きな事故に繋がりかねません。
幸い今回被害は起こりませんでしたが、落下した軒天はなるべく早急に修理を行いましょう。
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ベランダ軒天が一部落下したとご相談

建物詳細　木造2階建て住宅
築年数　　約40年
不具合箇所　ベランダ軒天
相談内容
2階の軒天が一部落下して、電話線もあって不安です。
点検と見積りをお願いしたいです。

地上から軒天の目視を行いました

通常は梯子をかけて近くから点検を行いますが、今回はお客様の立ち会いができず地上から目視の点検を行いました。

モルタル仕上げの軒天が1/3ほど破断して落下し、下地木材が見えています。
モルタルはセメントと砂と水を混ぜたもので、かなりの重量があります。
2階の軒天はだいたい5.5～6メートルほどの高さがあるので、そこから落下して人や物に当たると大きな事故に繋がります。
今回は被害はなかったようで幸いでした。

軒天内部の状態

軒天内部の下地が傷んでいるようです。
地上からでははっきりとした状態を確認する事ができませんが、下地木材が腐食しているように見えます。
モルタル軒天が部分的に落下している場合は残っている部分も弱っていることが多く、さらなる落下事故が発生する危険性があります。
このままでは雨漏り・住宅構造の劣化・小動物や虫の浸入などの被害が起こるため、早急に修理が必要です。
▶傷んだ軒天の補修工事で深刻な被害を事前に防止

モルタル仕上げの軒天が落下する原因は、様々な要因が複合的に影響して起こることが多いです。

モルタル仕上げの軒天が落下する原因として考えられること

●経年劣化
モルタルは時間の経過とともに劣化するため、長期間の使用により強度が低下します。
特にモルタルの乾燥・湿気・温度変化によってひび割れが生じやすくなり、部分的に剥がれ落ちることがあります。
●下地の腐食や劣化
軒天の下地材が木材の場合、湿気や雨漏りなどによる腐食が原因で下地が弱くなり、モルタルの重量に耐えられなくなります。
下地が劣化すると、モルタル自体がしっかりと支えられなくなり軒天が落下する場合があります。
●湿気や水分の侵入
軒天は外気にさらされており、湿気や水分の影響を受けやすい箇所です。
雨や湿気がモルタルや下地に浸透すると膨張や収縮が繰り返され、モルタルにひび割れが発生します。
凍結融解現象（冬場に水分が凍って膨張し、気温が上がると溶けて収縮する現象）によってモルタルが剥がれやすくなる場合もあります。
●振動や衝撃
地震や自然災害によってモルタルにひび割れ・剥がれが発生しやすくなります。
特に地震などの大きな振動が加わると、モルタルが一気に剥がれて落下することがあります。

電気引込線がぶら下がっている状態です

落下した軒天周辺に固定されている電気引込線がぶら下がっている状態です。
お客様に通電状態を確認していただいたところ、現在停電などの被害は起こっていませんでした。
ですが、いつ破断してもおかしくない状態です。

工事のご提案

軒天が落下した住宅の現地調査が完了しました。
今回は地上から目視の点検を行い、軒天内部の傷みが確認できました。
工事方法として現状同様の復旧か、形状のみ復旧する2パターンの方法をお客様にご説明しました。
今後こちらにお住まいになる期間が長くないとのことで、形状のみ復旧工事のご提案を行いました。

提案内容
・破断軒天撤去
・木下地補修
・サイディング補修張り
・電気回線器具補修取り付け

軒天修理は街の屋根やさん堺店へ！

街の屋根やさん堺店では「軒天が剥がれた」「軒天が傷んでいる」といったご相談もよくいただいております。
軒天は風や雨が屋根裏や外壁の内部に直接入り込むのを防ぎ、建物の内部構造の耐久性を高める役割を持っています。
常に外部に晒されており劣化しやすい箇所でもあるため、定期的な点検とメンテナンスを行うことがとても重要です。
軒天の点検・メンテナンスは当店にお任せください！
▶軒天の雨染みや剥がれの修理方法を事例付きで紹介