今回ご相談いただいたのは、こちらの築54年の木造住宅です。
「隣家と接している庇が今にも落下しそう」と緊急度の高いご相談だったため、現場に急行して状況の確認を行いました。

こちらが落下しかけている庇です。
モルタルの軒先が下がっており、板金との間に隙間ができている事が分かります。

こちらの写真のように、庇とは建物の外壁から突き出した小屋根で、下に窓や扉などの開口部があるものを指します。
庇には、窓や扉を開けた際に、雨水が入らないようにする役割があります。
【参考記事】庇(霧除け)の役割とメンテナンス方法

しかし、今回落下しかけている部分は、下部に窓や扉などの開口部がありません。
さらに、本来庇には取り付けられていないはずの軒樋（軒先に取り付ける雨どい）も取り付けられています。
では、この屋根は何なのでしょうか？
お客様にお話しをお聞きすると、過去に増築を行われたそうで、増築前の大屋根の軒先部分が少し壁から出ている状態であると判明しました。
※正式には増築前の大屋根ですが、本記事では分かりやすく「庇」と表現します。

庇の劣化はご自宅だけでなく、近隣住宅へも悪影響を及ぼす可能性があります。
木造住宅の場合、下地木材が劣化すると庇が落下する危険もあるため、定期的な点検・メンテナンスが重要です。
当店では庇修理の施工実績も豊富にあり、適切な修理方法をご提案させていただきます。
【庇の施工一例】
-庇周辺のひび割れにコーキング補修工事
-庇のカバー（重ね張り）工事
-破損したモルタル庇の復旧工事
庇の状態が気になる方は、ぜひ街の屋根やさん堺店までご相談くださいね。