堺市中区で台風被害のカーポート屋根全面張替えと枠組み補修工事

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施工事例
堺市中区で台風被害のカーポート屋根全面張替えと枠組み補修工事

工事のきっかけ

台風時にカーポートの屋根が一部飛散し、雨の日には車や自転車が濡れて困っていました。カーポートの枠組み部分も飛来物が当たった事で歪みや凹みができていた為、枠組みの補強と補修を行った上、屋根を塩ビ製波板からポリカ波板に全面張替えました。

屋根補修工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事

施工期間: １日

使用材料: ポリカーボネート製波板・フック

施工内容その他: ポリカ波板張替え・フレーム補修

築年数: 約４５年

工事費用: 約１５万円

堺市中区にて、台風被害を受けたカーポートの

『波板屋根の全面張り替え』及び『フレームの補修・補強』

を行いました。

工事前の状況

波板屋根

カーポートの波板屋根が一部飛散しており、残った波板にも汚れや割れがありました！

こちらは【塩ビ製】波板です。従来、波板の素材の定番として安価で柔軟性のある塩ビ製の物が広く使用されていましたが、耐久性が低く紫外線や風雨にさらされると劣化して割れやすくなります。

こちらは波板の中にガラスネットが入っており、通常の塩ビ製波板よりは強度がありますが、それでも５～７年程で寿命がきてしまいます。

劣化が進行した波板はもろくなっており、台風時の強風で割れて飛散したようです。

波板を固定するフックにも抜けや割れが見られたり、波板が浮いて隙間ができている所もありました！

固定力が弱くなっている為、このままにしておくと次の強風時に残った波板も飛散してしまう可能性が高く、割れた波板は鋭利で危険です。

通行人やご家族に怪我をさせないように、破損した場合はなるべく早く張り替える事をオススメします！

カーポートのフレーム

波板を取り付けるフレームにもへこみや歪みがありました。

側枠にへこんでいる箇所があり、恐らく台風時の飛来物が当たったと考えられます。

野縁にも波板が飛散した時の衝撃により、歪みができていました。

補修工事の様子

波板の撤去

まずは既存の波板を全て撤去し、

フレームの清掃を行います

フレーム（骨組み）には雨樋などの溝があり、波板を外さないと清掃ができません。その為、波板屋根張り替えの際は必ず清掃もセットで行わせていただきます！

撤去した波板は廃棄処分させていただきます

撤去した波板は、作業中に割れてしまうくらい強度が下っていました。

撤去した波板は当社で処分させていただきます。（※廃棄処分には別途費用が必要となります。）

フレームの補修

歪みがある野縁には、新しい野縁を添えて補強します

今回は２本の野縁に歪みがあり、それぞれ横に新しい野縁を添えて補強を行いました！

既存の野縁が現在生産終了で同じ商品が使用できず、新しい野縁の方が１ｃｍ程高さが低くなる為、アルミ角パイプなどを下に敷き、高さを調整しました。

横からビスを打ち、しっかり固定させました。

飛来物が当たって凹んでいた部分の端部カバーを取り替えました

例え波板屋根を新しい物に張り替えても、フレームが歪んだ状態のままではしっかり取り付けができず、カーポートの強度も下がってしまう可能性があります。

凹んでいた端部カバーは撤去し、側枠のサイズに合わせて加工した新しい端部カバーを取り付け、外れないようにビスでしっかりと固定しておきました！

これでフレームを補修は完了し、波板がしっかり取り付けられる強度のあるフレームになりました。

新しいポリカ波板の取り付け

新しいポリカーボネート製波板を取り付けました

ポリカーボネートは高い耐久性・耐熱性・耐紫外線・透明度・加工性を持つ素材です。

塩ビ製波板の耐用年数が３～５年であるのに対し、ポリカ波板は約１０年の程度の耐用年数を持ちます。

せっかく耐久性のある波板を使用しても、波板を留めるフックが普通のプラスチック性では、１０年を待たずにフックが外れたり割れてしまいます。その為、今回はフックもポリカーボネート製を使用しました。

『波板同士の重なり代は２．５山以上』『フックの間隔は５山以内ごと』

という波板屋根の施工基準に沿って取り付けました。

施工基準を守らないと、波板が浮いてしまったり、隙間ができて雨が漏れてくる可能性があります。

◆ポリカーボネートの特徴◆
ポリカーボネートはプラスチックの一種です。プラスチックと聞くと、『熱に弱そう』『紫外線で劣化しそう』などのイメージを持たれると思います。しかし、ポリカーボネートはハンマーで叩いても割れない程の強度を持っており、紫外線でも劣化しにくい素材です。紫外線をカットする効果もある為、カーポートに停めている自転車や車などへの紫外線の影響も軽減してくれます。ガラスのような高い透明度や加工性も持ち合わせている事から、飛行機や新幹線の窓、ヘルメットなど強度と安全性を求められる場所に使用されています。塩ビ製よりは若干値段が高くなりますが、性能と耐用年数を考慮すると、ポリカーボネートを選ぶ方が断然コストパフォーマンスが高いと言えます。

台風被害を受けたカーポートの『波板全面張替え』と『フレームの補修』が完了しました。雨の日には雨や自転車が雨ざらしになっていたという事ですが、これで安心して過ごしていただけますね。【街の屋根やさん堺店】では、住宅全般の工事を承っております。お住まいについてご心配や気になる所があれば、当店までお問合せくださいね。