街の屋根やさん堺店通信|梅雨に発生する雨漏りに備え『屋根の点検』『部分補修』『屋根工事』などのお問合せが急増中!
2023年3月17日更新
そろそろ『
梅雨は、雨漏り発生のお問合せが最も多い時期でもあります。
雨漏りは時間をかけて発生する為、被害も予想以上に深刻で、いざ点検や工事に取り掛かるまでに雨の影響で時間が掛かってしまいます。
天候が良い今、
今回は、お客様からご相談が多い部位をランキング形式にして『注意すべき
そろそろ『
本格的な梅雨シーズン』
がやって来ます。梅雨は、雨漏り発生のお問合せが最も多い時期でもあります。
雨漏りは時間をかけて発生する為、被害も予想以上に深刻で、いざ点検や工事に取り掛かるまでに雨の影響で時間が掛かってしまいます。
天候が良い今、
街の屋根やさん堺店では『梅雨を前に屋根の工事がしたい
』
『屋根の点検をしてほしい
』
など、お客様からのご依頼が増加しています。
今回は、お客様からご相談が多い部位をランキング形式にして『注意すべき
劣化症状
』
や『
工事の事例』
をご紹介させて頂きますので、ご参考にして下さいね(^^♪
お客様からのご相談が多い部位ランキング!
第5位:軒天
普段は『
雨や紫外線が当たる事が少ないので”劣化は起こらない!』
と思われがちですが、軒天が劣化してしまうと湿気や雨水が建物
内部
へ侵入してしまいます。軒天は高い所にある為、侵入した雨水は重力に従い下へと伝っていき周囲の他の部材まで傷んでしまうのです!
■注意すべき症状
【注意すべき症状】 | 【詳細】 |
・雨染み | 雨染みが見られる場合は、屋根からの雨水が上手く排水されず、軒天へ流れてくる事で発生します。この状態では湿気が溜まりやすく、カビの発生を促す結果となり、建物内部の不具合が発生する可能性が高く、雨漏り発生リスクを減らす為にも、早めのメンテンナスを検討しましょう! |
・剥がれや腐食 | 木材の軒天材や化粧板に劣化が発生すると、剥がれが起ります。剥がれた状態では塗装を行っても、塗料が上手く乗らず、下地の張替えが必要な場合もあります。腐食が進行し軒天の一部に穴が開くと、浸食が広がるだけではなく、鳥や小動物が棲み付いてしまう危険があり早急に補修が必要です! |
■施工事例
木材をカットし、木製の下地を取付けて行きます。
傷みが酷く
その為、今回は
、既存の
軒天を
捲ってしまうと、他の部分も一緒に剥がれてしまう恐れがありました。その為、今回は
軒天を捲らずにケイカルを上から重ねて張っていく事になりました。
塗装を行います。工程は・・・
⓵
②軒天と新しいケイカルの隙間を埋める為に、変成シリコンコーキングを充填。
③下地材と塗料の密着性を高める為に、プライマーを塗布
④下塗り・中塗り・上塗りを行い塗装が完了しました。
⓵
剥がれなどの
穴やくぼみを埋めて
表面を平らにするパテ処理をする。②軒天と新しいケイカルの隙間を埋める為に、変成シリコンコーキングを充填。
③下地材と塗料の密着性を高める為に、プライマーを塗布
。④下塗り・中塗り・上塗りを行い塗装が完了しました。
第4位:雨樋
この排水システムが建物に設置される事で、建物から雨水を守っている重要な役割があります。雨樋の不具合放置は、雨漏りのリスクを高めてしまいます。
■注意すべき症状
【注意すべき症状】 | 【詳細】 |
・雨樋の歪みやひび割れ | 紫外線や熱の影響で、雨樋にも色褪せや変形が見られます。ゴミの詰まり等で重さの比重が変わると、歪みやすくなってしまいます。また、専用の接着剤で接合した継ぎ目は元々弱く、強い力が掛かるとひび割れや外れてしまう事があります。 |
・雨樋の詰まり | 雨樋の溝の中に、土埃や落ち葉などのゴミが溜まる事は避ける事ができません。軒樋・集水器・竪樋の樋部分にゴミが詰まると、正常な雨水の流れができず、雨水が溢れ雨漏りを発生させる確率が高まります。 |
・雨樋を固定している金具の劣化 | 雨樋は一部建物に固定させる為、金具(でんでん)を取付けます。固定する金具が錆びる・折れる・曲がると言った不具合が起ると、雨樋の一部に掛かる負荷が大きくなり、雨樋自体が壊れるなどの不具合を起こしやすくなってしまいます。 |
■施工事例
軒樋の排水ドレン周りには、土埃やゴミが詰まり、完全に塞がれていました。
これでは、雨水が溢れて出し雨の日は大変ですよね!
これでは、雨水が溢れて出し雨の日は大変ですよね!
ドレン周りの
雨樋内部
土埃やゴミを取り除きます。雨樋内部
にもゴミが詰まっている
可能性があるので、『カンツール
』
という清掃器具
を使い、
内部の清掃も行いました。
清掃後は、正常に流れているか確認を行います。
2名体制で、1人は
正常に排水桝から水が流れてきたので、雨樋の清掃作業の完了です!
2名体制で、1人は
軒樋のドレンへ水を流し込み、1人は
排水桝から水が流れてくか確認します。正常に排水桝から水が流れてきたので、雨樋の清掃作業の完了です!
第3位:漆喰
漆喰は、棟と瓦の隙間を埋める事で、瓦の下に敷かれている”葺き土”と呼ばれる粘土の層を守っています。
防水効果に加え接着機能が
あり、瓦の接着の役割も果たしている漆喰ですが、約20年前後になると変色やひび割れ・剥がれなどの劣化症状が表れます。
■注意すべき症状
『注意すべき症状』 | 『詳細』 |
・黒ずみやコケ・カビの発生 | 漆喰に黒ずんでいる所があると、漆喰に生えているコケやカビが原因です。コケやカビは、一度生えてしまうと漆喰の中に根を張り、漆喰の表面についた雨水を奥へと吸い上げ、漆喰の劣化スピードが速まってしまいます。 |
・漆喰の剥がれ | 漆喰は、屋根瓦の下に敷かれている”葺き土”を守る為、葺き土の表面に塗られています。漆喰と葺き土ではそれぞれ別の素材なので、劣化の進行具合では簡単に剥がれてしまうのです。”黒ずみ→コケやカビの発生→剥がれ”と症状が深刻化していくと、多くの雨水の浸入を許し、雨漏りや屋根下地の傷み・腐食を引き起してしまうのです。 |
■施工事例
まずは、既存の漆喰を剥がしていく”メクリ”を行います。
ロックピックなどを使用して漆喰を剥がしていくと、中から瓦を固定させる”葺き土”という土が出てきます。
出てきた
葺き土に水分を含ませるのは、土台をシッカリと湿らせておかないと漆喰が密着せず、すぐに
ロックピックなどを使用して漆喰を剥がしていくと、中から瓦を固定させる”葺き土”という土が出てきます。
出てきた
漆喰や葺き土は綺麗に清掃し、残った葺き土の表面を刷毛で整えて、水分を含ませておきます。葺き土に水分を含ませるのは、土台をシッカリと湿らせておかないと漆喰が密着せず、すぐに
剥がれてしまう原因にもなるので重要
な工程です!
漆喰材と水を混ぜて漆喰を作って行きます。
この時は、水分が多すぎても少なすぎても、仕上がりが上手くいきません。
適量を見極めるのも、職人の技が光ります!
この時は、水分が多すぎても少なすぎても、仕上がりが上手くいきません。
適量を見極めるのも、職人の技が光ります!
変色や剥がれが見られた、漆喰の詰め直し工事が完了しました。
詰め直し工事を行った事で瓦を固定する強度が増し、漆喰が美しくなると見た目も良くなり、お客様にも喜んで頂きました♪
詰め直し工事を行った事で瓦を固定する強度が増し、漆喰が美しくなると見た目も良くなり、お客様にも喜んで頂きました♪
第2位:棟板金
は屋根の頂上にある板金で、スレート・コロニアルー・カラーベストなどの金属屋根に使用されています。
棟の構造は下から葺き上げられた屋根材を貫板という板で押えて、上から棟板金を被せて雨水の浸入を防いでいます。棟板金は、屋根の頂上や四隅に取付けられている為、建物の中で最も風の影響を受ける部位です。
その為、強風時には風から受ける負荷(風荷重
)が最大になり、棟板金の飛散などの不具合が起りやすくなります。屋根の上から”パタパタ音がしたり”・
”浮いているかも!”と思った時は、すぐに業者に点検をしてもらいましょう!
■注意すべき症状
『注意すべき症状』 | 『詳細』 |
・釘の抜け | 釘が抜ける原因は【熱膨張】にあります。金属が熱で温められた時に膨張が起きる現象です。棟板金は金属の為、日中は太陽熱で膨張し、夜に気温が下がると収縮します。長期間、膨張と収縮を繰り返す事で、徐々に釘が抜けて行くのです。釘抜けが起ると棟板金の浮き・剥がれが発生します。この状況が後々、大きな劣化に繋がって行くのです。 |
・貫板の腐食 | 釘の浮きや錆によって釘穴が広がると、棟板金の内側に雨水が入りやすくなります。木製の貫板にとっては水分は大敵です。長期間浸入された雨水によって”劣化”や”腐食”が早まり、当然、脆くなった貫板は釘を固定する力が失われ、釘の浮きや抜けにも直結します。 |
・棟板金の飛散 | 棟板金の浮きや釘抜けに気付かず放っておくと、強風や台風などのタイミングで、棟板金が飛ばされる場合があります。棟板金の先端は尖っているので、落ちたら大変危険です!また、貫板に直接雨水が当たり、雨漏りの原因にもなります。雨漏りが酷くなると、屋根下地の交換や葺き直しなど大規模な工事が必要となるので、早急に補修を行いましょう。 |
■施工事例
棟板金や貫板が飛散し、貫板には劣化も見られた為、撤去し新規貫板を設置します。
貫板の固定には、木材専用のビスを使用しシッカリ固定していきます。
貫板の固定には、木材専用のビスを使用しシッカリ固定していきます。
設置した貫板の上に、新しい棟板金を取付けて行きます。
ビスは上から打つと、ビス穴の隙間から雨が入りやすい為、必ず横方向に打つ事が重要です!
棟板金が重なる所には、コーキングを充填しておきました。
ビスは上から打つと、ビス穴の隙間から雨が入りやすい為、必ず横方向に打つ事が重要です!
棟板金が重なる所には、コーキングを充填しておきました。
棟板金の取付けが完了しました。
屋根の勾配に合わせて、棟板金を板金ハサミでカットして、ケラバコーナー冠納まりを折り曲げて加工しています。
屋根の勾配に合わせて、棟板金を板金ハサミでカットして、ケラバコーナー冠納まりを折り曲げて加工しています。
第1位:屋根材
■屋根材:瓦
寿命が長く優秀な屋根材です。そんな瓦も、飛来物などの衝撃を受けてしまうと割れてしまいます
。瓦が割れても、すぐに雨漏りが起るわけではありませんが、屋根内部の
雨漏りを防いでいる防水シート(ルーフィング
)を傷めない様にする為には、屋根材でしっかり保護する必要があるのです。
■注意すべき症状
『注意すべき症状』 | 『詳細』 |
・瓦の破損やひび割れ | 台風や地震等の自然災害によって瓦が割れる事があります。ひび割れは悪化すると、雨漏りの原因になる事も少なくありません。自然災害が起った後は、瓦屋根の状態を業者に確認してもらいましょう! |
・瓦のズレ | 地震や暴風などの外部からの強い衝撃や、瓦を固瓦がズレて隙間が出来ると、瓦の下にある防水材(防水シート)が直接天候の影響を受けてしまい、劣化しやすくなります。防水材である防水シートに穴が開くと、雨水が浸入し雨漏りの原因になる恐れがあります。ズレを発見した時は、早めに修理を行うと安心です! |
■施工事例
屋根の上に散乱している割れた瓦は撤去し、新しい瓦に全て交換します。
水下(軒先
)
から水下(
棟)方向の順番に、瓦を葺いていき瓦の交換が完了しました。
〖瓦を葺く方向を間違えてはダメ!
水上側から瓦を葺くと、水下側が水を受ける状態となり、また瓦と瓦の間に隙間が出来る為、中に雨水が入ってしまう可能性があります。
〗水上側から瓦を葺くと、水下側が水を受ける状態となり、また瓦と瓦の間に隙間が出来る為、中に雨水が入ってしまう可能性があります。
■屋根材:スレート(コロニアル・カラーベスト)
主成分のセメントは防水性を持たない為、表面に塗装が施されています。
その塗装が紫外線で
劣化すると、
水分を吸収しスレート自体をボロボロに
してしまい定期的なメンテナンスが必要です。
■注意すべき症状
『注意すべき症状』 | 『詳細』 |
・色褪せ | スレートの色が薄いと感じたら、それは色褪せです。築5~7年程で、新築時の塗膜の効果が切れる事で発生します。スレートに塗られた塗料が紫外線によって劣化し、スレート自体が水分を吸収しやすい状態になっているサインです。 |
・ひび割れや欠け | スレートが水分を含むと膨張し、晴れた日は乾いて収縮を繰り返す事で、釘で固定されているスレートに歪みが生じ、ひび割れが発生します。スレートのひび割れを放置すると、最終的には欠けてしまいます。小さな欠けは補修で済みますが、広範囲に大きく欠けている場合は、スレートの部分交換や、カバー工法や葺き替えなどの工事が必要になります。 |
・コケの繁殖 | コケの繁殖は、防水効果が切れている事を表しています。常に雨水を吸収している状態で、空気中のコケの胞子が根付き繁殖します。コケの繁殖は、スレート自体が脆くなり注意が必要です! |
■施工事例
ひび割れが大きなコロニアルは、部分的に差し替えを行います。
部分的に撤去するには、固定している釘を抜く必要があります。釘は外から見えない
部分的に撤去するには、固定している釘を抜く必要があります。釘は外から見えない
ようになっている為、引き抜く事が困難で、”スレーターズリッパー”と言う工具が活躍します。
撤去するコロニアルの下に、スレーターズリッパーを入れ込み、ハンマーの頭で数回突き上げます。そうすると、留めている釘が浮き、浮いた所をリッパーの首で引き抜いていきます。
固定していた釘が抜けたら、次にコロニアルを引き抜きます。
こうすると、コーキング剤が接着代わりになりコロニアルが固定されます。
まとめ
天候に左右される”屋根の点検””住まいの工事”
また、お問合せも多くなる為、点検までにお時間が掛かる場合があるので、その前に”お住いの点検”や”住まいの補修”を済ませて、梅雨に備えませんか?
街の屋根やさん堺店では、無料点検を行っていますので、お気軽にお問合せ下さいね(^^♪
▶無料点検で住まい全体の不安も解消
は、本格的な梅雨になると、
日程変更を余儀なくされ
時間が掛かってしまいます。また、お問合せも多くなる為、点検までにお時間が掛かる場合があるので、その前に”お住いの点検”や”住まいの補修”を済ませて、梅雨に備えませんか?
街の屋根やさん堺店では、無料点検を行っていますので、お気軽にお問合せ下さいね(^^♪
▶無料点検で住まい全体の不安も解消