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堺店発・瓦屋根に必要な『漆喰』の役割・劣化症状・漆喰補修|漆喰の劣化は棟の歪みや雨漏り原因となり早期補修が必要
2023年3月20日更新こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
瓦屋根の住宅には欠かす事ができない
『漆喰』。
瓦の漆喰は、屋根の頂上にある棟瓦を固定している漆喰の部分で、雨水が内部に侵入しないようにする役割があります。
築7年~10年が経過すると劣化し始めますが、見えにくい部分もあって劣化に気付かず放置される事も少なくはありません。しかし、
漆喰が劣化してボロボロになってしまうと、雨水が入り込んで最悪の場合は雨漏りを引き起してしまうのです。
そこで、瓦における
『漆喰の役割』『補修が必要な劣化症状』や、漆喰が劣化した場合の
『補修方法』についてご説明します。
街の屋根やさん堺店でも、『業者に漆喰が劣化しているから、すぐに工事が必要』『屋根から白い塊(漆喰)が落ちてくる』など漆喰についてのご相談をいただきます。
無料の住宅点検を行っていますので、いつでもお問合せ下さいね!
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| 漆喰は15年~20年で寿命を迎えます。劣化が進行すると地震の揺れなどでひび割れが起ってしまいます。ひび割れを放置すると徐々に欠けていく為、ひび割れが見られたら補修工事を行いましょう。 |
| ひび割れが進行すれば、漆喰が欠けてきてしまいます。漆喰が欠けてしまうと、内部に雨水の浸透を許してしまうので早期の補修が必要となってきます。 |
| 漆喰の劣化や大きな地震の影響で棟瓦に歪みやズレが生じている場合は、棟瓦の取り直し(積み直し)が必要です。歪みやズレの放置は、瓦の落下や棟自体が崩壊する危険性がある為、点検で歪みやズレが見つかった場合は補修工事を行って下さい。 |
①古い漆喰を剥がします
まずは古くなった漆喰を剥がす作業『メクリ』を行います。
古い漆喰の上に新しい漆喰を詰めてもすぐに剥がれてしまう為、しっかりと漆喰を取り除いて清掃を行います。
②漆喰内部にある葺き土を湿らせる
漆喰をしっかり固定させるために、表面を刷毛で整え水分を含ませておきます。
土台を整えて湿らせておかなければ、漆喰が密着せずにすぐに剥がれてしまう要因になります。
③漆喰の詰め直し完了
職人が専用のコテを使い、新しい漆喰を塗って完了です。
漆喰はたくさん塗れば良い訳ではなく、厚みがあり過ぎると雨が漆喰に当たり内部に入り込みます。結果的に、漆喰自体の劣化を早め、雨漏りや棟の歪みなどに繋がり、のし瓦から漆喰はある程度距離を取らなければいけません。
①既存の棟瓦を取外します
既存の棟瓦(冠瓦・のし瓦・鬼瓦)を仮撤去し保管します。
瓦の撤去後は、葺き土や埃などがたくさん出るので、キレイに清掃しておきます。
②棟部分に補強金物と芯材を設置します
旧来の葺き土は使用せずに、腐食しない専用の強化金物を棟部に固定して芯材と呼ばれる角材を補強金物に取付けて行きます。取付けが終わると、特殊なシリコンや防水材が含まれ耐久性が高い南蛮漆喰を棟周辺に詰めていきます。
③仮撤去した棟瓦を積み直して棟瓦の取り直し工事が完了
仮撤去していた棟瓦(冠瓦・のし瓦・鬼瓦)を積み直します。
冠瓦を固定していた銅線は劣化し腐食する為、ステンレス製のビスでしっかりと固定し棟の取り直し工事が完了です。
あまり目立つ事がない漆喰ですが、屋根を守る為に重要な役割を担っています。
漆喰劣化の放置は、雨漏りの発生や棟の崩壊を引き起してしまうので、
『白い漆喰が黒くなっている』『屋根から白い塊が落ちてくる』などの症状が見られたら、
早急に業者へ点検依頼をお願いします。漆喰工事は非常に難しく、厚塗りは雨漏りを引き起し、薄い場合はすぐに剥がれてしまい、屋根に丁度良い厚さに塗る作業は、熟練の職人技が必要です。
専門の業者であれば、漆喰を元の美しい姿に戻してくれる事でしょう!
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