堺店発・屋根緊結方法の強化|令和4年1月から瓦屋根の緊結方法強化で防災瓦や強化棟で強い屋根を手に入れよう
2023年3月14日更新
近い将来必ず【南海トラフ地震
また、超大型台風の上陸などで、日本各地で
令和元年
令和4年1月から新築時
▶台風や地震後の二次被害を防ぐために
近い将来必ず【南海トラフ地震
】
が起ると言われています。また、超大型台風の上陸などで、日本各地で
住宅被害も数多く
起っています。令和元年
に上陸した台風では、特に房総半島(千葉県
)
に甚大な被害をもたらし、ゴルフ場の支柱が住宅に倒壊し連日ニュースで取り上げられ、皆さんの記憶にも残っている事と思います。
房総半島台風の強風被害による教訓から、瓦の固定強化が推進されました。令和4年1月から新築時
には、瓦屋根の緊結方法が強化される緊結方法の内容の他にも、耐震性や耐風性UPにオススメの建材
『防災瓦
』
『強化棟
』、改正に便乗する悪質な業者への注意喚起についてご紹介させて頂きます。▶台風や地震後の二次被害を防ぐために
1.令和4年1月から新築時の瓦屋根緊結方法が強化されます!
1-1 強風対策(緊結強化)が求められる屋根材
今回、国土交通省から発表されている『強風対策(緊結強化
スレート屋根と金属屋根(金属瓦・金属板
▶画像は国土交通省を参照
)
』
が求められている屋根材は上記画像の通り、
『瓦屋根』のみとなります。スレート屋根と金属屋根(金属瓦・金属板
)
は対象外となっています。
▶画像は国土交通省を参照
1-2 屋根緊結方法の強化内容とは?
こちらが令和4年1月から屋根の緊結方法が強化された内容となります。
新築時には、部分的に瓦が緊結(留付け
また、緊結方法は瓦の種類
こちらの改定案は、新しく屋根を葺き替える場合のみに適用されます。
建築済の全ての
皆さん安心して下さいね。
▶画像は㈱
新築時には、部分的に瓦が緊結(留付け
)
されていたのが、全ての瓦が緊結箇所の
対象となりました。また、緊結方法は瓦の種類
・部位・基準風速(※基準風速の分布図)
に応じたものとなります。
こちらの改定案は、新しく屋根を葺き替える場合のみに適用されます。
建築済の全ての
瓦屋根
住宅で
、高額な費用を掛けて屋根工事を行わないといけない!という訳ではないので、皆さん安心して下さいね。
▶画像は㈱
鶴弥を参照
1-3 建築済の建物はどうしたらいいの??
新築住宅は緊結方法が義務化されていますが、建築済みの家はどうしたらいいの??と多くの皆さんが思われると思います。
建築済の住宅に対しては、屋根葺き替え時は”改正後の基準で葺き替えるのが望ましい!
個人的な意見ですが
それでは、建築済の住宅で増築や改修時はどの様になるのでしょうか?
建築済の住宅に対しては、屋根葺き替え時は”改正後の基準で葺き替えるのが望ましい!
”と発表されています。個人的な意見ですが
、古い建物に対しての対策を強化してほしい!と
少し思いました。
それでは、建築済の住宅で増築や改修時はどの様になるのでしょうか?
1-4 改正に便乗した訪問業者や電話勧誘には注意が必要です!
建築済の住宅は、今回の改定で決して屋根の葺き替えを強制するものではありません!!
改正に便乗して訪問業者や電話勧誘による被害に遭わない為にも、日頃から注意が必要です。
【瓦の固定方法が旧式なので、工事が必要です!】
【瓦の固定状況を確認しにきました!】
この様なトークで不安を煽る業者から、訪問や電話がある日突然、あるかもしれません。
皆さん、くれぐれも注意して下さいね!!
▶訪問販売トラブル事例
改正に便乗して訪問業者や電話勧誘による被害に遭わない為にも、日頃から注意が必要です。
【瓦の固定方法が旧式なので、工事が必要です!】
【瓦の固定状況を確認しにきました!】
この様なトークで不安を煽る業者から、訪問や電話がある日突然、あるかもしれません。
皆さん、くれぐれも注意して下さいね!!
▶訪問販売トラブル事例
2.地震・台風対策には『防災瓦』や『強化棟』をおススメします!
地震や超大型台風の上陸で、耐震性・耐風性に優れた『防災瓦
街の屋根やさん堺店でも、瓦屋根のお客様よりご相談が増えてきています。
『防災瓦
▶地震などの災害に強い!『防災瓦
▶堺市中区で2階天井部分から雨漏りが発生|防災棟を設置し耐久性がアップした棟瓦の積み替え工事
』
『強化棟
』が注目されています。街の屋根やさん堺店でも、瓦屋根のお客様よりご相談が増えてきています。
『防災瓦
』
や『強化棟
』
とはどの様な建材なのかをご紹介させて頂きますので、ご参考にして下さいね。▶地震などの災害に強い!『防災瓦
』
徹底解説▶堺市中区で2階天井部分から雨漏りが発生|防災棟を設置し耐久性がアップした棟瓦の積み替え工事
■ 防災瓦の特徴
2-1 防災瓦の特徴①:耐震性
瓦屋根の軽量化や飛散・ズレ防止
以前はたくさんの土が使用され、建物に大きな負荷が掛かり地震時には、瓦が落下してしまう事がありました。
防災瓦は土を使用せず、土葺き工法時に比べると屋根の重量が約半分程度になる事で、建物の負荷が大幅に軽減する事が可能になります。
他にも、瓦の固定が特殊なロック構造となっています。瓦同士ががっちりロックされ
以前はたくさんの土が使用され、建物に大きな負荷が掛かり地震時には、瓦が落下してしまう事がありました。
防災瓦は土を使用せず、土葺き工法時に比べると屋根の重量が約半分程度になる事で、建物の負荷が大幅に軽減する事が可能になります。
他にも、瓦の固定が特殊なロック構造となっています。瓦同士ががっちりロックされ
、瓦をビスで固定されるので地震や台風時にも
安心です
。
2-2 防災瓦の特徴②:耐久性
塗装メンテナンスが不要
防災瓦の耐用年数は50年以上とも言われ、長く良い状態を保つ事が可能です。
初期費用は、スレートなどに比べると
しかし、20年・30年と長期的に考えると、塗装メンテナンスが不要な防災瓦は、トータルコストを抑える事が出来る優秀な屋根材と言えるでしょう。
防災瓦の耐用年数は50年以上とも言われ、長く良い状態を保つ事が可能です。
初期費用は、スレートなどに比べると
高くなってしまいます。しかし、20年・30年と長期的に考えると、塗装メンテナンスが不要な防災瓦は、トータルコストを抑える事が出来る優秀な屋根材と言えるでしょう。
2-3 防災瓦の特徴:断熱性
高い通気性と高
防災瓦は瓦の下に空気層がある為
瓦下の空気層は、屋根裏に熱が伝わりにくく、室内の空気を逃しにくい働きがあるので、断熱性の高い屋根材です。
▶画像は㈱鶴弥を参照
断熱防災瓦は瓦の下に空気層がある為
、通気性が良く空気の層は断熱効果があります。瓦下の空気層は、屋根裏に熱が伝わりにくく、室内の空気を逃しにくい働きがあるので、断熱性の高い屋根材です。
▶画像は㈱鶴弥を参照
■ 強化棟の特徴
1981年以前に建築された建物は、旧耐震基準でした。
旧工法の棟は、緊結線・葺き土・漆喰などで固定されていた『土葺き工法
瓦1枚1枚が固定されていない為、経年劣化が進行すると
2001年に策定された『強化棟工法(ガイドライン工法
▶屋根瓦を軽く!棟瓦の乾式工法で耐震性向上
旧工法の棟は、緊結線・葺き土・漆喰などで固定されていた『土葺き工法
』
によるものでした。瓦1枚1枚が固定されていない為、経年劣化が進行すると
地震や台風によって
、瓦のズレ
や棟の崩壊
に繋がっていました。
2001年に策定された『強化棟工法(ガイドライン工法
)
』で工事を行った瓦屋根は、震度7クラスの地震にも倒壊しなかったと科学的にも検証されているのです。
強化棟工法を行う事で、棟崩壊を防止する事ができるのです。▶屋根瓦を軽く!棟瓦の乾式工法で耐震性向上
2-4 強化棟工法(ガイドライン工法)
こちらが強化棟工法(ガイドライン工法
パッキン付きステンレスビスで棟部を固定し、棟
強化棟は、棟補強金物
そうする事
街の屋根やさん堺店でも、強化棟工法で棟の取り直し工事を行いましたので、ご参考にして下さいね。
▶河内長野市で洋瓦の歪んだ棟を強化棟工法で取り直して耐震性UP
)
の断面図の様子です
。パッキン付きステンレスビスで棟部を固定し、棟
補強金物で垂木をしっかりと固定します。強化棟は、棟補強金物
と芯材を使用し、冠瓦が建物の下地に固定されています。そうする事
で、棟部と建物の
躯体
が一体化し、地震の大きな揺れにも瓦が落下しないのです。
街の屋根やさん堺店でも、強化棟工法で棟の取り直し工事を行いましたので、ご参考にして下さいね。
▶河内長野市で洋瓦の歪んだ棟を強化棟工法で取り直して耐震性UP
3.まとめ
ニュースで地震速報をよく目にする様になりました。
また、多くの皆さんは
『防災瓦
費用の面では、初期費用が他の屋根材と比べると少し
屋根の葺き替えをご検討の皆さんに、参考になれば嬉しく思います。
また、多くの皆さんは
地震・超大型台風などに大きな不安を感じている事と思います。『防災瓦
』
や『強化棟
』
は耐震性や耐風性に優れていますので、地震や台風対策を検討されている方には、最適な建材と言えるでしょう。
費用の面では、初期費用が他の屋根材と比べると少し
割高にはなりますが、修理や定期的なメンテナンスが少なくなる事で、トータル的に
コストを抑える事が出来ます。
屋根の葺き替えをご検討の皆さんに、参考になれば嬉しく思います。