意外と知られていない『屋根勾配』の重要な役割について!!

【台風25号に関する注意のお知らせ 10/20更新】
大型で強い台風25号は10月7日未明、日本海で温帯低気圧へと変わりました。温帯低気圧になっても、台風に匹敵するくらいの暴風が吹くおそれがあります。これから温帯低気圧が近付く北日本では引き続き、暴風や高波に警戒してください。
 毎週のようにやってくる台風で屋根に被害が出ている方・被害を受けているかもしれない方もおられると思います。どんなに建物がご心配でも屋根にはのぼらず、街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。可能な限りの応急処置もその場でいたします。
 現在、台風21号、台風24号の被害により、多くのご相談とお問合せをいただいており、順番に対応しております。皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。

屋根勾配 コラム
街並みを見渡すと、色々な形の屋根が存在しますよね
お家によっては様々ですが、同じ屋根の形でも【傾き】や【角度】に違いがあるのは、みなさんはお気づきでしょうか
同じ屋根でも傾きや角度が異なれば、建物の印象が全く違って見える事ってありませんか

実は、屋根の【傾き】や【角度】には家を守る上で重要な役割があるのです。

『屋根の傾きや角度なんて、そんなに重要ではないのでは??』・・・

と思われるかも知れませんが実は、屋根の傾きや角度は住まいの耐久性を決める上で重要な項目の一つでもあり、『風に強い家』『雨に弱い家』に決まる事だってあるのです
屋根の角度によっては家の性能が大きく変わり、お家を建てられる際にお住いの地域や自然環境に合わせた【勾配】が必要となります

・・そもそも『屋根の勾配』とは何でしょうか

『屋根勾配(やねこうばい)』とは・・・屋根の傾きや角度の事を言います。

屋根の傾きや角度によって勾配には大きな役割があり、それぞれの『メリット』『デメリット』があります

それでは、屋根の『勾配』の表し方をはじめ、『勾配別名称』の特徴&メリット,デメリットをご説明させて頂きます

🏠屋根の『勾配』の表し方

屋根勾配 コラム




★屋根の勾配を数値化したものを『勾配数』と言い、勾配数の表し方には3種類あります。






【尺貫法勾配・しゃっかんほうこうばい】
表し方⇒☓寸
水平方向水平距離10に対しての高さで数値を求めます。
10寸・・1尺=303mm

【分数勾配】
表し方⇒☓/10
水平方向と高さの比率で求めます。
例)水平方向10寸に対し、高さが5寸の場合
5(高さ)/10(水平)=5/10(または1/2)と表します。

【角度勾配】
表し方⇒☓°
細かい数値で表す為、通常はほぼ使用されない方法となります。
例)3寸勾配は16.6992°となり5寸であれば26.5650°となります。

🏠勾配数が分かると【屋根面積】が分かってきます!

屋根の勾配が急な屋根で例えると・・・

勾配が急になればなるほど、屋根の面積が広くなってきます。
そして、急な勾配での屋根の長さも長くなります。
面積が広く、屋根が長くなってしまうと、どのようになるでしょうか・・・
工事の際は必然的に【屋根材】を多く必要となってしまい、費用面にポイントを置くと、屋根の勾配と面積はとても重要になってきます

🏠勾配数によっては屋根材が異なる・・【最低勾配】

屋根の勾配数によっては、使用できる屋根材が異なってしまいます

屋根材を使用する上で【最低勾配】が決まっています。

瓦屋根⇒4寸以上
スレート屋根⇒3寸以上
★金属,トタン屋根⇒1寸以上

※基準値以下にすると、雨漏りや屋根材に問題が発生してしまうリスクが高まるので、必ず『最低勾配』を守るようにしましょう

🏠勾配別の特徴&メリット,デメリット

勾配 コラム
それでは、『急勾配』『並勾配』『緩勾配』の角度が急な順にそれぞれのメリット,デメリットをご説明いたします。

『急勾配』
★特徴・・一番は傾斜が高い為、雨水が停留しないので雨漏りしずらいが面積が広い分、費用面が懸念されます。
6寸以上の勾配を指す。

メリット
・雨漏りのリスクが低い(雨の停留時間が短い)
・屋根裏のスペースが広い(収納等の有効活用ができ、断熱効果も期待される)
・デザイン性が高く外観が良い(バランスが良くなる)

デメリット
・耐風性に欠ける(角度が急な分、風の当たる力が強くなり台風や突風の影響が大きい)
・費用が高くなる(屋根面積が広い為、施工費,人件費が高く工事の足場が必要)


『並勾配』
★特徴・・多くの家庭で取り上げられ
ている一般的な勾配です。他とは違い突出したデメリットがありません。
3~5寸程度の勾配を指す。

メリット
・雨漏りしずらい(雨水が停留するリスクは低い)
・多くの屋根材に適応している(選択肢も多く、将来、屋根材の変更を考えて際にも対応しやすい)
・デザイン性も高い(見慣れている屋根という事もあり、景観的にも問題のない範囲)


『緩勾配』
★特徴・・傾斜が低く雨水が最も停留しやすい。3寸勾配以下を指す。

メリット
・風の影響を受けにくい(傾斜が低い分、風の影響が少なく屋根が剥がれにくい)
・費用が抑えられる(屋根面積が狭く、施工費,人件費が抑えられ足場が必須ではない)

デメリット
・耐久性が低い(ホコリが付着しやすく落ちにくい為、雨水が浸入すると屋根材の腐食につながる)
・雨漏りのリスクが高い(屋根に雨が停留しやすく、雨漏りするおそれが高い)
・デザイン性が低くなる(建物とのバランスが難しく、家が実際よりも小さく見えてしまう)
聞きなれない言葉が多かったと思いますが。。
屋根の傾斜や角度によって『デザイン』『水はけ』『屋根材』『メンテナンス』につながっていきます。
これを機会に、みなさまがお住いの屋根の弱点を知って、今後のご参考にしていただければ嬉しく思います

屋根やお住いの事でご相談やご不安な箇所があれば、いつでもお気軽にお問い合わせ下さいませ

街の屋根やさん・堺店:0120-04-9346