大阪市平野区で2階建て住宅の屋上部分からの雨漏りの現地調査


大阪市平野区で2階建て木造住宅の屋上部分から、昨日の明け方の雨により2階の室内に多くの雨水が浸入し壁と床がびしょ濡れになってしまい困っている、と連絡があり緊急対応で現地調査に行ってきました。

雨漏れ現地調査全景
現地調査時の外観写真です。
お客様によりますと、赤丸の部分辺りから雨が漏り、そのすぐ下の部分の室内の壁と床がびしょ濡れになったとの事です。
内部を拝見させていただき、雨漏りで濡れている場所を確認した後、はしごをかけて屋上部分にのぼって調査を開始しました。
雨漏り調査屋上全景
外観の右側部分屋上の写真です。
切妻の瓦葺き屋根の先は鋼板葺きの陸屋根(傾斜のない平状の屋根)になっています。
雨漏り調査屋上全景
反対側の左側部分の写真です。
水色丸印の番号順に詳細を見ていきます
コーキング劣化状況
①立ち上がり部の先端角の状況です。
角の斜めになったところが鋼板のつなぎ目で、そのつなぎ目のコーキング部分がガタガタにひび割れて一部めくれあがっている所も見受けられます。

コーキング劣化状況
その立ち上がり部分のコーキングを手でつまんでみると、ポロポロと粉状になって取れてしまいます。
経年劣化により完全に硬化してしまいコーキングによる防水の役割を果たさなくなってしまっています
コーキング劣化状況
②ここも立ち上がりの鋼板継ぎ目部分です。
①と同じくつなぎ目のコーキングがひび割れてめくれてしまってます。
写真の左の方で、立ち上がりと平部との入隅部分が、表面の塗料がめくれて鋼板の素地が露出してしまっているのがわかります。
このままでは鋼板自体が腐食して錆びてしまいます。
鋼板隙間空き状況
つなぎ目のコーキングが取れてしまっていて完全に隙間が空いています。
この状態だと簡単に雨水が浸入してしまいます
充填剤劣化状況
③立ち上がりの鋼板と外壁のモルタル部とのつなぎ目部分です。つなぎ目の充填材も完全に劣化してひび割れが激しく、手で触ると簡単に取れてしまいます
屋根鋼板錆状況
④瓦葺き屋根との間の一番低い谷部分(雨水が集まって流れていく部分)です。
鋼板の一部が錆びてしまっています。
これだけ錆びていると、いつ穴が空いて漏水してしまってもおかしくありません。
コーキング劣化状況
⑤立ち上がり鋼板部と壁との干渉部分です。
一度雨漏れしたのか、コーキングを後から打った跡があります。しかし、このコーキングも硬化しておりひび割れや隙間が生じています。
また、壁面にもクラックが見受けられます。
天端鋼板釘浮き状況
⑥立ち上がり天端の笠木を留めている釘が完全に浮いています。天端のこう配も少なく、浮いている釘の隙間から漏水している可能性も十分あります。
庇鋼板錆コーキング劣化
これは1階のサッシ上に付いている庇です。
この庇の天端も腐食が進んでいて錆びているのが分かります。
また壁際にうっすらコケが生えています。入隅のコーキングが劣化し、雨水が染込み水はけが悪くなっていると考えられます。

一時的応急処置状況
これで現地調査が完了し、次回提案とお見積りを提出する事になります。しかし今後工事にかかるまでの雨漏りが懸念される為、一時的な応急処置だけ行いました
一時的応急処置状況
立ち上がり天端の釘周りや各所入隅・継ぎ目部分の清掃を行った後コーキングを打設し応急処置は完了です
このような陸屋根は少しの水勾配しか取れない為、鋼板で造る場合は施工順序と部材同士のつなぎ目等のコーキング処理が重要になってきます。逆に言うとコーキング頼りの部分も多くなる為、コーキングの打ち替え等のメンテナンスも重要になってきます。
また、鋼板にも塗料や防水等と同じでおおよその耐久年数が有り、塗装や葺き替え等のメンテナンスをしないままでいると表面の塗料やコーティングが劣化して剝れてしまい、鋼板自体が腐食してしまい漏水の原因になってしまいます。
そこまで放っておくと、気付いた時には内部の柱・梁等の大事な部分まで腐食してしまい大変な工事をしないといけなくなるって事にもなりかねます。
「長年点検していない」、「気にはなっているけどそのままにしている」など、この機会に一度点検してみてはいかがでしょうかお気軽にご相談ください
お問い合わせはこちらまで→0120‐04‐9346


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