台風の備えは大丈夫・・?今からできる住まいの台風・突風対策!
晴れの日が続き、洗濯物はよく乾き、お布団もフカフカ
家事は捗りますが・・しかし・・とにかく【暑い】ですね
サッカー日本代表の〖大迫半端ないって!〗にちなみ、家事バージョンは【汗半端ないって!】でしょうか
以前は、お家の中にいれば風が通り涼むことが出来ましたが、この異常気象により家の中にいても【熱中症】になってしまう危険性があります
皆さん、くれぐれも【熱中症】には気を付けて、こまめな水分補給,高温時の外出はできるだけ控える様にしましょう
さて、【梅雨】が過ぎ【夏到来】・・・そして次にスタンバイは【台風】の季節です
住まいにとっては、最も過酷な状態が続き、この上【台風】が上陸すると【強風】や【暴風雨】から大切な家族を守る為に頑張り、そして大きな【ダメージ】を受けてしまいます
これからの【台風本番】を前に、台風への備え・台風への対応、そして屋根材別の【強風対策】をご紹介致しますので、ご一緒に見て行きましょう
?台風への備えは大丈夫でしょうか?
台風にはどの様な備えが必要なのでしょうか?
台風で断続的な雨が続くと、地盤が緩み水害や土砂災害が起こってしまう危険が高まってきます
ご家族の皆さんで、ハザードマップなどで、危険箇所を事前に調べておいたり、対処を考えておく事で被害を軽減する事ができます。私たち一人ひとりの認識や備えにかかっています。
まずは〖家でできる備え〗ですが、台風によってライフラインの停止が起こってしまう場合があります。
ある程度の水や食料などの防災グッズを用意しておきましょう
大雨による浸水被害の危険がある地域の方は、予め重要な家財道具や備蓄品などは2階などの高い場所に移したり、家の中に水の浸水を防ぐ為の土のうなどを準備しておきましょう
次に〖日ごろの備え〗と〖直前に対応が出来る備え〗を見て行きましょう
〖日ごろの備え〗
・瓦などの破損がないか確認する
・雨漏り箇所がないかを確認する
・雨樋,側溝,ベランダの排水溝に詰まりはないかを確認する
・アンテナがしっかりと固定され、傾きなどがないかを確認する
・浸水するおそれがある地域は土のうの準備をしましょう
〖直前に対応が出来る備え〗
・ベランダや庭にある飛んでいきやすい物は片付ける
・植木は固定し植木鉢は室内に入れる
・物干し台は倒して物干し竿は地面に置きましょう
・ガレージなどのシャッターは完全に降して施錠しましょう
・雨戸をしめて窓は全て施錠しましょう
・携帯電話を充電しておく
この他にも、ご家族の皆さんで話し合って、各々の〖ご家庭のルール〗を決めておく事が、いざという時に焦ることなく対応が出来るいいキッカケとなるかもしれません
?台風への対応
台風が発生したら・・・正確な情報を収集し、災害に巻き込まれない様にテレビやラジオ・各自治体で発表される情報を活用しましょう
避難が必要になれば、携帯会社などの防災掲示板などを利用して、ご家族の避難場所が分かり親戚の方などは安心できます
※【警報】や【防災気象情報】は時間と共に変化されますので、気を付けて情報の確認をしましょう
台風の影響で強風,降水量が増える事が予想される場合には、出来るだけ外出は避けましょう
※危険な場所には近づかない
・川へは近づかない
大雨が続くと一気に水かさが増えてしまいます。
ダムの放流などが行われてしまうと、想像を絶する速さで増水する事もあります。
危険を感じた際は、素早く川岸から離れる様にして下さい。
・地下は出来るだけ避ける
強い雨が降り続き、処理できない大量の雨水は低い所に一気に流れ込んでいきます。
都市部では、地下室やガレージ・地下街や駅などに流れ込む可能性があります。
浸水してしまうと水圧でドアが開かなくなったりする可能性がありますので、注意が必要です。
・冠水した道路は必要以上に歩かない
道路が冠水してしまうと、道路との境目が分からなくなり側溝などに落ちてしまう危険があります。
フタが開いてしまったマンホールに転落する可能性もありますので、必要以上に歩く事は避けた方が安全です。
それでは、屋根の形状と屋根材別に強風対策をご紹介させて頂きます
?皆さんの住まいの屋根形状は?
屋根の形状 | 詳細 |
切妻屋根 | 三角屋根と呼ばれる屋根 最も一般的な屋根の形 |
陸屋根 | 屋上を設ける際に最適な屋根 傾斜がなく排水性が悪いので雨漏りに繋がりますので、メンテナンスをしっかりと! |
寄棟屋根 | 4枚の屋根が寄り添う形状 |
方形屋根 | 4枚の屋根が1つの頂点から同じ角度で傾斜し、ピラミッド型になっている屋根 |
入母屋屋根 | 和風建築などに多く用いられる事が多く、切妻屋根と寄棟屋根が合体した形状で最も格式が高いと言われています。 |
片流れ屋根 | 1枚の屋根が斜めになっていて雨が片方に流れる形状 |
招き屋根 | 切妻屋根の片側が長く、片側が短い形状 |
?屋根材別の強風対策!
屋根材 | 詳細 |
瓦 | 【特徴】 日本家屋に用いられる事が多い屋根材です。 瓦は耐久性に非常に優れていますが重量があります。 想定外の強風などには瓦が飛散してしまう事があります。 【強風対策】 防災瓦に変更する方法があります。 防災瓦は瓦同士を噛み合わせて、更に釘で固定しますので台風などの災害に強い瓦です。 【瓦の風情を残したい】とお考えの方にはオススメの対策です。 しかし、全面葺き替えになるのでコストが高くなります。 |
ガルバリウム鋼板 | 【特徴】 軽い・安い・丈夫と三拍子そろっている屋根材で、近年多く採用されています。 ★軽い 金属系の屋根で軽量です! ★安い 安価でありながら、日本瓦とも張り合えるほどの強度を誇るともいわれています。 ★丈夫 耐用年数が長く寿命は30年程です。 屋根の下地としっかりと固定する事で風にも強くなります。 【強風対策】 耐久性を誇る屋根材ではありますがメンテナンスは必要です。 耐用年数は30年程度と言われていますが、下地層が先に傷んでしますので、築10年をめどにメンテナンスの必要があるのか、業者によるチェックをしてもらうようにしましょう。何かあればシッカリと修繕し耐風性を維持するようにしましょう。 |
スレート | 【特徴】 厚さが2~5㎜程度の屋根材 重量が軽くカラー展開が多い屋根材の為、一気に普及しました。 軽量の為、飛散の被害が瓦よりも小さくなる可能性があります。 瓦ほどの耐久性がなく、劣化に気を付けなければなりません。劣化した状態のまま強風に見舞われてしますと、釘が抜け棟板金が飛んで行ってしまう事があります。 【強風対策】 定期的なメンテナンスを心がけて下さい。 10年を目安に塗装・20年を目安にカバー工法や葺き替え工事を行うようにしましょう。 |
強風によって【屋根被害を起こしやすい箇所】はどの部分なのでしょうか?
【軒先】や【ケラバ】などです
※ケラバ・・・雨樋のない方の屋根端
※軒先・・・雨樋がある方の屋根端
風による影響を受けやすく軒・ケラバを長めにとっている住まいでは、強い影響を受ける可能性があります!
他にも対策しておく場所は・・・
【外壁】
外壁に亀裂などがあると、壁から雨水が浸入してしまう可能性があります。
コーキングなどで応急対応する場合がありますが、業者によってシッカリと確認をしてもらい適切な対応を行うようにしましょう
【雨樋・雨戸】
緩みガタツキなどがあれば修理し、強風で飛散しない様に予め状態を確認しましょう
【窓ガラス】
飛散防止フィルムを貼っておくと飛散を防ぐ事ができます。
ガタガタしていたり、ひび割れが見受けられる場合は早めに修理しておきましょう
強風が予想される時は、段ボールやテープなどを応急的に貼っておく方法もあります。
【庭・ベランダ】
植木鉢や荷物を置くのは避けましょう
強風時に面積の広い物は、風の影響を受けやすいので家の中に移動させるなど対策を取る様にして下さい。
?台風で受ける被害
台風の被害で一番多いのは・・・【雨漏り】です。
【雨漏り】を起こしやすい箇所は・・・①屋根・②通気口やサッシ・③壁など
台風などの強風+横殴りの激しい雨の場合、通常の雨では分からない箇所から雨が浸入し【雨漏り】を引き起こしてしまう可能性があります
台風で雨漏りが起こってしまい原因を【屋根】のみで考え修理を行っても、根本的な解決にならない事もありますので、徹底して原因をつきとめ、雨漏り箇所を明確にする事が重要になります
次に【屋根材が吹き飛ばされる】
金属屋根・スレート屋根・瓦屋根が全て飛散してしまう可能性があります。
飛散理由は異なりますが、屋根材を固定している建材の劣化により暴風に耐えきれなくなり、飛散してしまうケースなどが上げられます
屋根材が飛散すると、自宅被害だけでは止まらず近隣住人へも被害が及ぶ場合があり、トラブルの原因にもなりますので事前に修理をしておくことが望ましいでしょう
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近年の異常気象により、断続的に降り続く雨、大型台風の発生、地震と各地で災害での被害が
後を絶ちません
それに輪をかけて35度以上の日々が続く酷暑
皆さんも、暑さ対策を万全に乗り切りましょう
この最悪な環境の中、今日も『住まい』は【暑さ】【強雨】【強風】から皆さんを守ってくれています
生活の中で、植木の水やりやゴミ出し、ペットの散歩帰りなど・・・外に出て家に戻る前に少しでいいの
で目線を上に向けて、外壁や屋根など頑張ってくれている『住まい』に目を向けてあげて下さい
『不安な箇所』や『不具合箇所』などを見つけて頂ければ、『住まい』もきっと笑顔が戻り、
今まで以上に皆さんと大切なご家族を守ってくれる事でしょう
私たちに、大切なご家族が居心地の良い空間で生活が出来、住まいが笑顔が戻るお手伝いをさせて頂け
ればと思います
住まいの事で、お悩みや不具合箇所などがございました際は、いつでもご連絡を下さいませ
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