台風21号の甚大な被害で屋根やさんも目がまわっています。
50年に一度の近畿圏に大きな被害をもたらしました台風21号。台風通過直後から多数のお客様より修理・点検・応急対応の依頼電話が殺到しました。 台風後一週間でその数、メールと電話をあわせて600件を越えました。 関西空港閉鎖や停電で信号機も故障したままで、交通機関の不通で大混乱の状態が続きました。
公共機関等の混乱がかなり出た状態ですので、住宅家屋にも甚大な被害が発生しました。 上の写真は、台風後に車移動中に出会った被害を思わず撮りました。
今回の台風が室戸台風と同一のコースを進み、想定外の強風での被害が見受けられ、左写真などはコンクリート製の電柱が電線にもたれかかりくの字に折れ曲がっています。
右写真は、赤矢印に強風が負荷を掛けて外壁が曲がった状態になり、赤丸の開口部足元が捻じれ浮き上がっていました。
台風翌日には、危険建物として立ち入り禁止になっていました。
建物自体の構造や形状にも、建築屋としては疑問が湧いて来ますが住まわれている方にとっては断腸の思いと察します。
カラーベスト屋根の棟押え飛散・落下のお問い合わせが多数よせられました。
止め釘の劣化で端部が1ヵ所でも剥がれると棟全体の被害となったり、風向きで同一方向の飛散が見られました。
瓦での被害の一番は棟・冠瓦の飛散でしたが、風の方向性と劣化度合いによっては、写真の様に平瓦(地瓦)も飛散落下が生じて、雨漏りが発生している家屋からの応急依頼が殺到しました。
雨漏りの心配は少ないのですが、ベランダ・カーポートの屋根飛散修理も数多く依頼されました。
私たち業者としましても、出来る限り早急にと考えご依頼にこたえるべく努力しておりますが、資材の欠品や職人作業員の不足で対応しきれていないのが現状です。
コラムでも時々日々の点検がと提起していますが、今回の21号台風は本当に想定外の被害が大阪府を始め近畿各地にもたらしました。
業者の応急や修理も中々対応出きない状態で弊社も数多くのご依頼で今現在ほんの一部しか現場にお伺い出来ていませんが、コラムても再三とりあげました様に、ご自身で屋根や庇に上がっての補修は危険ですので自重される事をお勧めします。
一日も早い復旧をお祈りし、私どもも鋭意頑張って参ります。
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