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雨の浸入を防ぐルーフィング(防水シート)、屋根の防水機能を担っている重要なシートです!
2023年5月2日更新
屋根の葺き替え・カバー工法など、屋根のメンテナンスに出てくる言葉が『ルーフィング
』
です。
屋根や住まいを長持ちさせる・
雨漏りや
を防ぐ為にも重要なルーフィング。
ルーフィングとは防水シートの事で、屋根材を支える木下地・野地板の上に貼って使用します。その
役割・重要性・劣化原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
▶防水紙の重要性
▶屋根の最も重要な部分・野地板のメンテナンス
▶雨漏りでお困りの方へ
ル―フィングの主な役割は『防水』です。
良い性能の屋根材でも、屋根の下に貼られているルーフィングによる防水がなければ機能させる事ができないのです。
一定の雨量を超えた場合は、屋根材の下地材にまで雨が浸透するので、防水機能が高いルーフィングが二次防水の役割を果します。
ルーフィングがなければ染み込んだ雨水が住まいに侵食する為、雨漏りや劣化を招いてしまいます。
大切な住まいを雨漏りなどの被害から守っているのは、瓦などの屋根材と言うイメージがあるかもしれません。
しかし屋根材は割れやズレが起り、屋根には湿気がこもらないように隙間が設けられています。
このような隙間から雨水が浸入した場合でも、高い防水機能があるルーフィングがあると、野地板に雨水が染み込み、室内に雨水が侵入するする事は防止できます。
雨漏りの原因の多くは、屋根材の劣化ではなく、ルーフィングの劣化や破損と言うデータもあります。
裏を返せば、ルーフィングに不具合が起らない限りは、屋根の雨漏りは起こりにくいと言えるでしょう!
住まいに使用されている建材の多くに耐用年数があるように、ルーフィングにも寿命があります。
一般的には10年前後と言われており、その後は徐々に防水効果が薄れていくのです。
ルーフィングの劣化原因の多くは、屋根と言う過酷な環境下におることによる伸縮や、施工時に開けた穴からの破損などが上げられます。
雨漏りが起こってから初めて劣化に気付く事が多く、耐用年数を考慮した定期的なメンテナスが重要です!
ルーフィングは、雨から私たちの住まいを守ってくれる最後の砦みたいなものですね。
日常の雨から屋根を守っているのは、屋根材(瓦・スレート・銅板、鋼板)ではなくルーフィング(防水シート)なのです。
みなさんもご存知のことわざで『縁の下の力持ち』と言う諺があります。
この諺をお借りすると、ルーフィングの役割は『屋根の下の力持ち』と言えるでしょう!
それでは、屋根の構造とルーフィングの種類を施工方法も含めてご説明させて頂きますね。
屋根の構造は、1番下から
『垂木』『野地板』『
ルーフィング』の3つの部材の上に、私たちが目にする『
瓦・屋根材』の4層の構造になっています。
▶屋根の構造
こちらが、ルーフィングを貼り付ける木下地(野地板
)になります。
ルーフィングを貼る
軒先(屋根の下側
)から棟
先(屋根の上側
)
に向けてルーフィングを貼付ていきます。
ルーフィング同士に隙間ができないように重ね幅を十分に取ります。
タッカーで留める
ルーフィングをタッカーを使って固定します。通常は30㎝間隔でタッカーを打つので多くの穴が開きますが、直角にタッカーを打つ事で、穴周りの隙間が少なくなって、浸水を防げます。
ルーフィングは防水面で重要な働きをしています。
屋根の構造が層となっている為、普段、目にする事が出来ないので老朽化の様子が見えないのが残念な所です。
ルーフィングは屋根材を全て剥がして新しいものを敷く為、費用面でも損をしないように屋根の葺き替えやカバー工法と同時期に、ルーフィングの交換もおすすめ致します。
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