私達の生活を支えてくれている製造業や繊維工業などの事業所は、数十万件にも及びます。
こちらの多くが、工場や倉庫を所有され作業や商品管理を行われていると思われます。
商品を保管する為に必要な工場や倉庫ですが、一般住宅よりも規模が大きくなり維持費がかかるので、定期的なメンテナンスをされていないケースは少なくはありません。
事業所様からの多いお問合せは、やはり『雨漏り』です。
作業に差支えがなければ大丈夫、日々の作業で建物にまで手が回らない言う事業所様が多いのではないでしょうか？しかし、雨漏りは建物や働いている従業員に対してデメリットしかないのです。

今回は、工場や倉庫で雨漏りが起った場合のリスク・どの様な事が原因で雨漏りが起るのかをご紹介させて頂きます。
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・工場や倉庫の雨漏りを放置した時のリスクは？

①工場・倉庫内の機械設備が故障する

②工場や倉庫内の製品が濡れてしまう

③漏電によって火災リスクや設備の故障

・工場や倉庫で起こる雨漏りの原因とは？

①屋根材を固定しているボルトの劣化

工場や倉庫などの大型施設では、波型スレートや折板屋根と呼ばれている屋根が多く使用されています。
このタイプの屋根は、屋根材を固定する為にボルトが使用されていますが、風雨や紫外線で経年劣化によって錆が発生すると、徐々にボルトが緩んでしまう症状が出てきます。
ボルトが緩んでしまうとボルト穴に隙間ができ、そこから雨水が侵入し、ボルトが錆びで肥大化すると周りの波型スレートにひび割れが起り、雨漏りの原因になると考えられます。

また、金属屋根の折半屋根では、ボルトからのもらい錆で屋根材が腐食してしまい、雨漏りを拡大させてしまう事もあるのです。
屋根は日常的に風雨や紫外線の影響を受け続けている為、環境にもよりますが劣化スピードが早いと思っておきましょう！その為、定期的に屋根点検を行って、ボルトの錆や緩みをチェックして、軽微な劣化のうちに補修しましょう。
▶工場・倉庫の屋根や外壁に使用される大波スレートと小波スレートの最適なメンテナンス方法

②コーキングの劣化

③屋根材の老朽化

築年数が経過した工事や倉庫では、屋根材自体の老朽化が原因で雨漏りが発生してしまうケースがあります。
老朽化の多くが、屋根表面に施されている塗装の効果が切れている事です。塗装の効果が切れてしまうと、表面にカビや苔が繁殖し、それによって屋根材のひび割れや欠けなどの損傷の発見を遅らせてしまう可能性が高くなります。
台風などの自然災害が起こると、一気に屋根が崩壊してしまう恐れがあります。
屋根材には耐用年数があり、いずれは屋根の葺き替え工事などの大規模な補修が必要になる場合も・・・

雨漏りをさせず屋根を健康な状態に保つ為には、最適なタイミングで必要なメンテナンスを行う事が重要となりますので、こちらも定期的に専門業者に点検を依頼してみましょう！
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・まとめ