間違った補修あるある

豪雨や台風などによる風水害で建物家屋が、漏水被害に遭う場合が少なく有りません。

漏水箇所からほぼ被害ヵ所が判明して、大きな被害で無ければ取り急ぎ簡易的にでも補修をと考えるのは被害拡大を防ぎ、建物を守るためには当然だと思います。
しかしながら、安易な補修や間違った方法で適切な修理が施されていない場合を見かける事が多々あります。

素人判断といえば語弊が生じますが、よくある間違った補修方法を今回はご紹介致します。

次の応急処置失敗例は、笠木やコーナー金物板金が飛散・メクレが発生したときに、テープを用いてシート類を貼り付けての雨漏れ除けの仮養生された様子です。

シートをサイズに合わせカットまでは見事に応急対応していますが、固定の粘着テープが半永久的効果の有る強力タイプで約4か月後の本修理の時には、ほぼ屋根材に粘着し剥がれませんでした。


テープ残りが有ると見た目も悪く、粘着部から塗膜が腐食して錆の発生も考えられます。
補修まで時間がかかる場合は、弱粘着テープや何度か貼り直しする若しくは他の止め方法を選択してください。

こちらも屋上笠木が飛散した時にお客様で仮養生した事例で、養生テープ貼の所々(矢印)に、協力粘着テープが貼られてました。

こちらは笠木を取り付けるときに粘着テープをカッター切して、表面に出ないように施工しました。

不具合点は応急的にでも改善したいもので、軽微な雨漏れ補修やコーキング・養生・少しの塗装等は専門家でなくても道具や材料と脚立梯子などが有れば対応可能です。

今回挙げた事例のように、基本を間違えると大きな修理が必要となる場合が後々発生します。
インターネット等でも修理や応急方法は捜せて応用できる時代ですが、正規の補修・応急処置方法で対応していただき、大きな修理に関しては専門業者にお任せするのが賢明と思います。

補修・メンテナンスのご相談は　街の屋根やさん堺店まで