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堺店発・雨仕舞は雨漏りを発生させない大切な工事|屋根・サッシ周りなどあらゆる所に設置されています
2023年4月4日更新こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
皆さんは、
『雨仕舞・あまじまい』と言う言葉をお聞きになった事はありますか?
『雨仕舞』は住まいに
雨漏りを起こさせない様に大切な工事でもあり、また
適切に行わなければ、住まいの寿命を縮めてしまう事にもなりかねません。
そこで、『雨仕舞』についてご説明させて頂きます。
▶
建築関係者の間では、雨水が住まいの中に入らない様にする仕組み・構造・工事の仕方まで、全般を意味する言葉として使われています。
雨仕舞と防水の違いとは?
『雨仕舞』→スムーズに排水させるための施工までを指します。
『防水』→雨水の侵入を防ぐ為に防水シートなどを施工する事です。
雨仕舞と防水の目的は同じで『住まいに雨水が入らない様にする』ですが、雨仕舞は防水をした上で、積極的に排水する仕組みを工夫する事が主な目的とされています。それに対して、防水は雨仕舞に含まれる工夫の一つとなります。
防水だけではなく雨仕舞をしっかりと行っていれば、雨漏りの心配をせずに長期間、快適に暮すことができる事でしょう!
雨仕舞が上手く機能しないと、住まいの劣化や雨漏りなどを引き起してしまいます。
雨仕舞のポイントとなるのは、住まいに雨水が浸入するリスクの高いイレギュラー部分、部材の境界線や端の部分がポイントになります。
| 屋根の頂上部分に位置する『棟』も、雨漏りが発生しやすい箇所の一つになります。高い位置にあり風雨の影響を受けやすく、雨仕舞の重点箇所でもあります。 |
| 屋根と外壁の取合い部分は、雨漏りが多く発生する箇所です。取合いとは、複数のものの接点となる部分の事を指します。屋根と壁という異なる構造物が接する部分は、構造が複雑で雨漏りリスクが高まります。その為、雨仕舞の技巧が施される部分になります。 |
| 屋根と屋根がぶつかる『谷』は、特に雨水が集中しゴミなども溜まりやすく、雨漏りが発生しやすい箇所です。川の合流と同様に、異なる方向から雨水が合流してくる為、水の流れも強く不規則になり、雨水の動線を確保するのも雨仕舞のポイントになります。 |
4.雨仕舞の施工が不十分の場合は、雨漏りが発生しやすくなる
『谷板金からの雨漏り』
屋根の雨漏りで多くご相談を頂くのが、屋根の谷になっている部分からの雨漏りです。
雨水が集中する部分で、しっかり排水をしておかないと雨水だけではなく、欠けた漆喰やゴミなどが溜まりやすく雨漏りが発生する要因となります。
『棟板金からの雨漏り』
スレート屋根の頂上に被せている棟板金も、経年劣化が進行すると強風時に外れてしまう事があります。
棟板金が外れてしまうと、その下に設置している木材の貫板に雨水が当たり、腐食や雨水が屋根内部に入り込む原因になります。
『屋根・外壁部分の取合いからの雨漏り』
1階の外壁と屋根の接合部分も雨漏りが発生します。
防水が不十分だったり、水切り金具(雨水が外壁を伝うことがない様に取付けられている金具)が適切に取付けられていなければ、雨水が簡単に入り込んでしまいます。
窓などの建具周りには、外壁との隙間を埋める為にシーリング材(コーキング)が充填されています。
サッシは寒暖差に合わせ収縮する事があり、サッシ周りに埋め込まれているシーリング(コーキング)もつられ収縮してしまいます。
また、地震などの振動で建具の位置がズレて隙間ができてしまう場合もあります。
施工時に隙間をしっかり埋める事が雨仕舞の基本ですが、しっかり施工を行っても経年劣化や環境要因で、シーリングに隙間ができてしまう事は避ける事ができません。
雨仕舞は、雨漏りを防ぐ為に行われる重要な工事の一つです。
屋根の棟板金・谷板金・サッシ周りなど、あらゆる箇所に雨仕舞が設置されています。
雨仕舞が正しく機能していなければ、建物内部に雨水が入り込んで雨漏りの発生を促します。その為、定期的な点検やメンテナンスが必要となってきます。
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