秋にやっておきましょう!『住まいのお手入れ』『お掃除』を・・
『夏』から『秋?』へ季節が入れ替わり、酷暑の強い紫外線で大変ダメージを受けた『肌のお手入れ』や、夏に疲れた『体のメンテナンス?』、そして冬に備えて『体調管理?』など・・・気にされている頃ではないでしようか
多くの皆さんは『大掃除』といえば、12月になってから始める『冬の恒例行事』のイメージがありませんか
しかし、寒さが厳しいこの時期に屋外での作業や水仕事は、とても辛いものです|д゚)
『秋』は気候が穏やかで水作業も苦にはなりません。
梅雨から夏にかけて繁殖をした【カビ】【雑菌】は、時間を空けることなく取り除く事ができるのです
夏の汚れやハウスダストなどを放置したままでは、健康面にも良くありません。
それは、屋根にも当てはまります
あまり目にする事がない屋根のまわり・・・見えないし、そんなに気にならないかも!と放ってはいませんか
屋根は、強い日差しや暴風雨から『住まい』を守る大切な役割を担っています。
目で見れる範囲では問題が全くない様に見えますが、ダメージが進行している場合があります。
ダメージを見過ごし、住まい全体にダメージが及ぶ事がない様に日々の『日常点検』をしっかりしておく事が大切です
※日常点検・・清掃時などに建物の要所を目視などの簡易な点検
今回のコラムでは、『秋こそ住まいの大掃除をしよう!』と題して、『住まいのお手入れ』の掃除方法をご紹介させて頂きます
まずは、知っていれば便利な『洗剤の種類と特性』と『住まいのお手入れ』の掃除方法をご一緒に見ていきましょう
?知っておくと便利ですよ!洗剤の種類と特性
洗剤の種類 | 詳細 |
中性 | ★原材料➯食器用洗剤 ★落ちる汚れ➯ほこり汚れ |
酸性 | ★原材料➯お酢・クエン酸を水に溶かす ★落ちる汚れや➯水垢 |
アルカリ性 | ★原材料➯重曹を水・ぬるま湯に溶かす ★落ちる汚れ➯油脂 |
?秋・住まいのお手入れを始めましょう!!
『フローリング』
『エアコン』
『衣替え』
『フローリング』
夏の間は素足で歩くことが多く、どうしてもフローリングが汚れがちになってしまいます
そんな汚れた『フローリング』をキレイに掃除して、お手入れしてあげましょう
フローリングには大きく分けて2種類があります。
・『無垢フローリング』➯一枚の板材をそのまま床材に加工し、多くは天然のオイルを薄く塗る
『オイル仕上げ』が施されています。
★お手入れ方法・・オイル仕上げが施された床の大敵は【水分】です
水拭きはシミの原因になるので、乾いたモップ・ドライシート付のフローリングワイ
パーでホコリ・髪の毛を取る程度の掃除で十分です
べたつきが気になる様であれば、ウェットタイプのフローリング用ワイパーでサッと
拭き取る様にしましょう
・『合板フローリング』➯何種類かの薄い板材を重ねて接着し、ポリウレタン樹脂で表面に塗膜を
つくる『ウレタン塗装仕上げ』が多く見られます。
★お手入れ方法・・ウレタン塗装が施された床は、住宅用洗剤を使用しての拭き掃除をする事も出来ます
が、板の継ぎ目等から水が染み込んでしまうと、化粧板が反ったり剥がれやすくなる
為、よく絞った雑巾で行いましょう
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『エアコン』
フィルターにホコリが溜まってしまうと、冷暖房効率が落ちて電気代のムダ使いになります
また、ダニ・カビ温床になったり、悪臭のもとにもなります?
ダニやカビがエアコンの風と一緒に吹き出されるとアレルギーや喘息の原因にも・・・
★お手入れ方法・・フィルターのホコリを掃除機で吸い取る程度で十分ですが、シーズン終わりには
『水洗い』をオススメします!
ぬるま湯に中性洗剤を溶かしスポンジに付けて、フィルターを傷つけない様に優
しく丁寧に洗ってくださいね
洗剤をキレイに洗い流し日陰でしっかりと乾かします?
洗浄後は30分~1時間程度『送風』運転をして内部を完全に乾かす事が大事です
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『衣替え』
10月から学校や企業の多くは衣替え準備期間になります。
まずは、夏の衣類から始めましょう!
夏の衣類?を収納する際に大事な事は『キチンと汚れを落とす事!』です。
せっかく洗濯をしたのに、次のシーズンにさぁ着よう!とすると‥『黄ばみ』や『嫌な臭い』がした事ありませんか
この『黄ばみ』と『嫌な臭い』は、落とし切れていない皮脂が原因と言われています
皮脂は『台所用洗剤』でキレイに落とす事が出来ますよ
★お手入れ方法・・皮脂が付きやすい『襟』『袖口』『脇』に『台所用洗剤』を塗って下洗いを。。
この時に40度位の温水を使用するとさらに効果的ですよ
衣装ケースに収納の際は、重ねず立てて並べると何が入っているのか一目でわかり
防虫剤は上から下へ成分が広がるので、衣類の一番上に置いて下さいませ
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『ベランダ・バルコニー』
『建具』
『換気・虫干し』
『ベランダ・バルコニー』
秋は台風シーズンや木の葉が舞う季節です?
床に溜まった『落葉』や『ゴミ』などが一気に雨で流されてしまうと、『雨樋』『排水溝』が詰まる大きな原因になります
ベランダは、ゴミが溜まらない様にこまめに掃除をお願いします
土などが頑固にこびりついていると、雨水の流れが悪くなって更にゴミが溜まりやすくなります
★ベランダのお手入れ方法・・コナーまでキッチリと掃除を・・・
排水溝はカバーを外し中の落葉やゴミをキレイに取り除きましょう
雨樋の落とし口まわりは特にゴミが集まりやすいので要注意です
こまめに掃除をお願いします
★バルコニーのお手入れ方法・・床パネルの下にガーデニングの際の土が意外と落ちてしまっています
パネルは簡単に外せるものが多く、掃除機で吸い取るまたは、デッキブ
ラシで洗い流すなどで掃除をしましょう
掃除機が傷みそう!とご心配もあると思います
古いストッキングを20~30㎝位カットしたものを、掃除機の先に余ら
せるようにかぶせて、ビニールテープ等で固定してから吸い取ると、
ストッキングの中に砂やゴミが溜まり、外してそのまま捨てる事が出
来ますよ
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『建具』
秋が深まっていくと、そろそろ”木枯らし1号”が吹き始めます?
夏場は『雨戸』を閉めない方も多いと思います。
秋には一度、戸袋から出してキチンと閉まるか確認しましょう
★雨戸のお手入れ方法・・開閉がスムーズになるように、レールを掃除することが大切です
掃除機でホコリや砂を吸い取った後に、濡れ雑巾で拭き取りましょう
100円ショップなどで、水を流しながら擦ることが出来る便利グッズもご利用
してみてはいかがでしょう
掃除後、戸袋入口やレールなどに『潤滑剤』を吹付ておくと滑りが良くなりま
す
※雨戸の掃除の後に➡『網戸』の掃除もご一緒に気候の良い秋にお手入れを・・・
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最後に『虫干し』で『住まい全体のお手入れ』をしましょう
秋晴れの季節は『虫干し』に最適です
湿気の多い朝と夕方は避けて、9時頃~14時頃の間に行いましょう
まずは・・・
住まいの全ての窓を開け➡住まいに風を通し➡押入・クローゼット・流し台下等の収納扉を開け、風を通してあげましょう
手を通す事が少ない『着物?』や本棚に眠っている『書籍?』なども秋晴れの日差しをあててあげて下さいませ
気持ちの良い収納環境を保ちましょう・・・
虫干しとは・・・衣類,書籍,調度などを箱から取出して,日光に当て風を通し
湿り気やカビ,虫の害を防ぐこと。
?点検をお願いします・・家屋のチェック!
秋は台風シーズンでもあります
目に見える範囲で結構ですので、住まいに以下の症状がないかご確認にご協力を・・・
『屋根』
■瓦のズレ
■瓦・スレートの割れ
■飛来物にぶつかった痕跡がある
■漆喰が剥がれている
■板金が飛ばさてれ、固定している釘が浮いている
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『外壁』
■クラック(ひび割れや亀裂)が入っている
■塗装が剥がれている
■外壁ボードが浮き、ひび割れがある
■コーキング部分に亀裂が入っている
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『雨樋』
■ゴミや葉っぱが詰まっている
■割れや歪みが見られる
■雨の日に雨樋から雨水が溢れ出している
■樋部分が支持金具から外れてしまっている
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夏の暑さも一段落し、カラッとした秋晴れが気持ちいいこの季節
おいしい食べ物がたくさんお店に並び・・・しかし・・食欲旺盛になり秋の健康診断の数値が上がらない様に気を付けないといけませんね(笑)・・?
そして、秋は住まいのお手入れを行うには最適なシーズンになります
窓を全開にし・・清々しい風を取り込みながら・・ぜひ、この季節に夏の疲れをとりながら・・
体のお手入れとご一緒に・・住まいのお手入れも行ってみてはいかがでしょうか