堺市中区にて強風被害でカーポート屋根飛散｜屋根・外壁の点検も行ったところ経年劣化が進行していました

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堺市中区にて強風被害でカーポート屋根飛散｜屋根・外壁の点検も行ったところ経年劣化が進行していました

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市中区にて強風でカーポート屋根が飛散し、現地調査を行った様子をご紹介します。
そろそろ屋根と外壁のメンテナンスを行うことも考えているため一緒に点検して欲しいとご依頼をいただき、同時に点検を行いました。
街の屋根やさん堺店では屋根だけでなく、お住まい全体の点検や工事を行っております。
お住まいについてのご相談は当店までお気軽にお問い合わせ下さいね。
▶メールにてお問い合わせ（24時間受付中）

カーポート屋根が飛散した住宅

建物詳細　木造2階建て住宅
築年数　　25年
屋根材　　スレート
相談内容
昨年の強風でカーポート屋根が飛散したため、点検見積りをお願いしたいです。

飛散したカーポート屋根

強風を受け、カーポート屋根の平板が一部飛散していました。
屋根が一部外れている場合、風が吹くと他の平板も外れやすくなる可能性があります。
外れた部分のみ補修を行える場合もありますが、築年数や今後のメンテナンス周期を考慮して全面張り替えすることをおすすめします。

フレーム（枠組み）の点検も行いましたが、こちらは歪みや破損などの異常はありませんでした。
強風を受けて屋根が飛散した場合、フレームも損傷することがあります。
そのため悪天候後は歪みやグラつきなどの異常がないか確かめてみて下さいね。

屋根、外壁の点検も行いました

お客様より「そろそろ屋根と外壁のメンテナンスを考えているため、同時に点検を行って欲しいです」とご依頼をいただき、点検を行いました。

屋根の状態

屋根に上がってみると、全体的に経年劣化が進行しているように見られます。

屋根材のスレートは全体的に色褪せ、欠けている箇所も見られました。
屋根は常に太陽光にさらされており、長期間にわたり紫外線を浴びることでスレートの表面が劣化し、色褪せや表面の剥がれが生じます。
一般的にスレート屋根の耐用年数は20～30年程度とされており、劣化が進むことで細かなひび割れ・欠けが起こる場合があります。
雨漏り被害に繋がることもあるため欠けている箇所は撤去し、差し替えた方が良いでしょう。
▶スレートの欠けや割れは補修が必要？レベル別補修方法

黄色いコケが発生している箇所がありました。
コケは日当たりの悪い北面や、湿気の多い環境で繁殖します。
屋根の塗膜が劣化すると撥水効果が低下し、雨水がスレートに浸透しやすくなります。
スレートが水分を含むことで苔やカビが発生しやすくなっているのでしょう。
撥水効果が低下すると屋根全体の劣化が加速するため、早めの対応が必要です。
▶屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置は絶対ダメ

棟板金（むねばんきん）を固定している釘がいくつも抜けかけています。
釘が抜ける原因はいくつかあり、経年劣化によって釘が打ち込まれている部分の木材が腐食したり劣化すると、釘がしっかりと固定されなくなって徐々に抜けてしまいます。
また、棟板金は太陽光による熱や夜間の冷え込みで膨張・収縮を繰り返し、それが繰り返されることで釘が緩んだり抜けたりすることがあります。
▶棟板金の交換・修理ガイド【事例・費用】も豊富にご紹介

棟板金が分岐している取り合い部のコーキングが劣化し、隙間ができていました。
隙間ができるとそこから雨水が侵入し、屋根の下地木材が湿って腐食したり、最終的には室内に雨漏りが発生します。
下地木材が腐食すると棟板金の固定力も低下してしまいます。強風などで棟板金が飛散してしまう恐れがあるため、早めのメンテナンスが必要です。
【参考】堺市中区にて突風で棟板金が飛散した現場

玄関庇の劣化

屋根と同素材の玄関庇も劣化が進行していました。
スレートが色褪せ、黄色い苔も発生しているためメンテナンスが必要です。
また、外壁との取り合い部分に打たれているコーキングも劣化して隙間ができています。
このような小さな隙間からも雨水が浸入し、内部に浸透することで室内への雨漏りに繋がる場合があります。
コーキングを打ち替えて隙間を塞ぐ必要があります。

外壁の劣化

築25年ということで、サイディング外壁にも劣化が見られました。
サイディング外壁の主な劣化現象としてはチョーキング現象・塗膜の剥がれ・色褪せ・コーキング目地のひび割れなどがあげられます。
こういった症状が現れているとサイディング外壁の防水性が弱まっていると言えます。
定期的に塗装メンテナンスを行うことで防水性を維持し、外壁の寿命を延ばすことができます。
▶塗装について