和泉市｜台風被害や経年劣化によって破損している雨樋の現地調査を行いました | 堺市で屋根リフォーム・雨漏り修理なら街の屋根やさん堺店

HOME
現場ブログ
和泉市｜台風被害や経年劣化によって破損している雨樋の現地調査を行いました

こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は和泉市にて破損した雨樋の現地調査の様子をご紹介します。
以前雨樋が外れて完全になくなっている箇所があり、さらに先日の台風で別の箇所がグラグラしている為、補修工事を検討しているとのご相談でした。
▶メールにてお問い合わせ（24時間受付中）

今回調査を行ったのはこちらの住宅です。

建物詳細　木造２階建て住宅
築年数　　50年
相談内容
台風で雨樋がグラグラして浮いている箇所がある。以前雨樋が外れて完全にない箇所があり、その取付工事とグラついている箇所の補修工事を検討中です。

お家の前の植木が台風の影響で傾いていました。
風雨がかなり強かった事がうかがえますね。

雨樋の調査を行いました

2種類の雨樋

こちらの住宅では２種類の塩ビ製雨樋が使用されていました。
住宅正面には多くの排水量を確保する事ができる角型の雨樋、その他は柔らかい印象を与え多くの住宅で採用されている半円形の雨樋でした。
また、塩ビ製の雨樋は安価で豊富なバリエーションからお家に合った物を選べるメリットがあります。半面、紫外線や熱に弱く、太陽光に長期間晒される事で劣化しやすいというデメリットがあります。
▶雨樋の種類と素材を解説！交換・修理時に確認したい雨樋基礎知識

2種類の雨樋はどちらも経年劣化が激しく、以前に行った塗装も剥がれてしまっていました。
塩ビ製雨樋の耐用年数はおおよそ１５～20年程度なので、こちらの築50年の住宅の雨樋は耐用年数をすでに超えてしまっていると言えます。

外れて浮いている雨樋

こちらが台風で2階ベランダ下の雨樋が外れて、ブラブラと宙に浮いてしまっている箇所です。

外れているのは、集水器と竪樋の中間地点の雨水を流す通り道の役割がある”呼び樋”です。
この状態では、雨水が外壁や地面へ流れ、泥がはねて外壁などが汚れてしまいます。
また、樋の継ぎ目が暴風や劣化で緩んで外れてしまうと、雨水が正常に流す事ができなくなって、雨漏りの原因となってしまいます。

雨樋が外れてなくなっている箇所

雨樋が外れてなくなってしまっている箇所です。
こちらは数年前からこの状態であったそうです。

雨樋が外れてなくなった箇所の鼻隠しが劣化していました。

鼻隠しとは軒先に取付けられる横板です。
垂木（たるき）と呼ばれる屋根枠組みの縦軸先端部分の切り口を隠す為、取付けられた部材。

こちらの鼻隠しは木製の為、紫外線の影響を受けやすく劣化が早い素材です。数年前からこの状態との事で、紫外線や風雨を長期間受け続け劣化速度が早まったと考えられます。

軒天のめくれ

軒の天井である軒天（のきてん）には板のめくれや雨染み箇所がありました。
雨樋が破損している事で、雨水が軒先を伝って軒天に回り込んで軒天を濡らし、傷んだ事でめくれてしまったと見られます。
雨水の染み込んだ軒天は風雨のたびに傷みが加速してしまう為、重ね張りや張り替えをした方が安心です。
▶軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります
▶高石市にて経年劣化による軒天の捲れ｜高所作業車を使用してケイカル板にて補修しました

工事のご提案

和泉市で雨樋が破損している住宅の現地調査が完了しました。
雨樋の不具合はお家のダメージに直結します。
こちらの住宅では現状雨漏り被害は起こっていませんでしたが、この状態のままではいずれ雨漏りする事は避けられません。
状況をお客様にご説明して、既存の雨樋は全て撤去して新しい雨樋への全面交換をご提案しました。
お住まいの雨樋が破損していなくても、排水状況が気になる様な事があればお気軽にご相談下さい！
▶雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください